2015年8月アーカイブ

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食用サボテンは、煮ても焼いても。生でも食べられます。
そこで作ったのが、サボテン寿司。

サボテンは、野菜なので、青っぽさがあります。この青っぽさは、肉類などの油をさっぱりさせて
美味しく食べることができます。
また、火を通すと、酸味が増すのですが、生のままだと、あまり目立たない。
特に、酢飯を合わせたら、ほとんど感じません。

そうすると、キュウリのような触感と味が残ります。
現在では、キュウリは一年中買うことができますが、本来は夏野菜。
冬場は九州など温かいところから、わざわざ運んできますが、
サボテンは、寒さにも強い植物で、冬は成長こそ、ほとんどしませんが、一年中に存在して利用できる野菜なのです。生きた保存食なのです。

だから、思い立った時に調理出来ます。
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シーチキンには適量のマヨネーズ、酢飯を用意して、握りずし・巻きずし・手毬寿司を試作してみました。
握りずしは、サボテンだからこそできる大きさでしたが、サボテンのねばねば成分で、薄く切るのが難しく、ちょっと食べにくい。シーチキンを糊のようにごはんに載せて作る手毬寿司風がバランスが取れる用です。
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シーチキンマヨネーズといえば、コンビニおにぎりの定番ですが、どうも、サボテンがあった方が食べやすい。おいしい。食物繊維をたくさん接種できると、なかなかの出来となりました。
海苔巻きは、巻きすが必要だったり、切るのが、少し面倒だったりと、おいしいのですけど、ちょっと作りにくいので、手毬寿司を推奨いたします。
お買い求めの際には、サボテン屋のサイトのトップに移動していただけると、注文フォームがございます。
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サボテンの食べ方

基本、サボテンには毒性はないので、食べることは可能なようですが、トゲのために扱いが難しく、他の品種は、あまり利用されていません。

本品種ノパール・バーバンクは、葉が大きく肉厚で、トゲが小さく、トゲがすぐにとれやすい特徴があります。

生でも、煮ても焼いても食べられます。オクラと同じねばねば成分を多く含んでいます。ねばねばを活かした調理法がおすすめです。

フライパンで炒める場合はの調理法の動画を掲載致します。


下ごしらえ
・布巾やブラシで細かいトゲを落とします(収穫後水分が少し抜けると、やせて隠れていたトゲが出てくることがあります)
・5cm幅で縦に包丁を入れ、短冊状に切ります
・皮を包丁で剥きます
・5cmほどで、手で千切り分けます
・表面に使い部分に白い堅い筋が網目状にありますが、千切ることでその先端を見つけやすくなります
・白い堅い筋(維管束)をつまみ、引き抜きます。

生で食べる場合
・1cm幅に切り分けます
・塩を適量ふり、塩もみします
・味付けは、そのままでも食べられますが、味噌和えに梅肉和えや、昆布の佃煮と和える、納豆と混ぜるなど様々な調理に利用頂けます
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炒めて食べる場合は
・油をひき、フライパンで炒めます
・両面炒めていると、ねばねばの液が広がり、身が透明になってきます
・ねばねばが、身の周りにまとわりつきます
・味付けは、醤油バターが基本、その他様々な味付けが可能です

サボテンで最も有名な調理法はサボテンステーキですが、あまり美味しくありません。肉のおいしさがあるわけでもなく、そのままでは野菜だけ炒めただけなためです。食用サボテンはシンプルな味なので、炒めて食べる場合は、肉とネギ類を合わせて炒めるとより美味しく召し上がれます。

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・メキシコ原産の大型のウチワサボテンです。
・肉厚で、棘が小さくとれやすく、一枚の葉が25cmぐらいになります。
・暑い地域と思いがちですが、涼しい高山でも栽培されていて、比較的寒さにも強いです。
(室内であれば特段に加温せずに冬越しできます。東京までであれば室外の越冬もできることがあります)
・オクラと同じねばねば成分を多く含んでいます。
・煮る・焼く・生食も可能です。
・サボテンは、江戸時代には日本に輸入されていました。サボテンの語源は、シャボン・石けんの様な物「シャボテン」と考えられています。畳のめに沿って、サボテンの葉の切り口をこすりつけ、ふき取ることで、汚れを落とし、つやを出す用法でも使われていました。
・バーバンクとは、アメリカの植物学者であり園芸家のルーサー・バーバンク。トゲがすぐにとれる様に改良し、羊の餌になるように生み出された品種です。また、食用にも利用されるようになりました。
・アメリカでは、低カロリーな健康食品として普及しています。


ノパールの栄養価 (100gm当たり)栄養価の一覧
エネルギー 27Kcal  タンパク質 1.70g 脂質 0.30g  炭水化物 5.60g カルシウム 93mg 鉄分 1.60mg ビタミンB1 0.03mg ビタミンB2 0.06mg ナイアシン 0.30mg ビタミンC 8mg レチノール 41mg リシン 4mg イソロイシン 4mg トレオニン 4.80mg バリン3.80mg ロイシン5.20mg トリプトファン0.80mg メチオニン
0.70mg フェニルアラニン5.40mg
食用サボテンの食べ方2,若い葉っぱ

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日本国内でも、食べられる食用サボテンの流通は、少しずつ増えているようです。
良く販売されているものは、若い葉であることが多くあります。

若い葉の場合、薄いので、皮を剥いて中身だけ食べるのは難しいですが、白い筋(維管束)も柔らかいため、食べることができます。

課題としては、若い葉はトゲがしっかりついているので、念入り布巾などで拭いて、トゲを落とします。
若い葉の生食は、難しいというのが感想です。
また、表皮の薄皮を取り除ければ、もう少し、食べやすくなることと思います。湯むきできるかもしれません。

一センチ幅ほどの短冊ぎりで、炒めてみました。味付けは、砂糖と塩。

大きな葉に比べて、しっかりとした酸味があります。酢の物のような使い方であれば、遜色ないかもしれません。食べられますが、これだけだと、あまり美味しくできませんでした。この料理も、これから改良していきます。

強いて言えば、苦くはありません。よくアロエみたいに苦いのではと、質問いただきますが、皮の部分も、苦いということはありません。お肉や卵などと一緒に炒めて味付けすれば美味しくなるかもしれません。
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納豆の代用か?ねばねばサボテンご飯

食用サボテンは、オクラと同じネバネバ成分を含んでいます。このネバネバを活かした料理を一思案。

厚い食用サボテンの葉を下ごしらえ。
皮を剥いて、堅い白い筋を取り除きます。

荒くみじんに切ったサボテンに塩をひとつまみ加えて、塩もみします。揉み込んで、しばらく置くと(すぐでも十分に粘りがでます)、ネバネバの樹液がでてきます。ここにかつお節を加え、醤油やめんつゆで味を調えたらできあがり。

熱々のご飯に載せていただきます。青みと酸味はあるものの、キュウリの浅漬けほどの味で、これに粘りが加わります。思いの外に食べた違和感がなく、苦いということもまったくありません。とてもさわやかで、納豆とはまた違う。オクラよりもサクサクで美味しいネバネバご飯ができあがりました。

こちらで販売している1080円の葉一枚で3人前というところです。まだまだ生産量が少ないので、この価格ですが、大量に流通するようになれば、もっと身近な野菜になるのかもしれません。

写真、分かりにくいですが、ちゃんと糸もひきます。

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食用サボテンの育て方

土作り
・本品種は丈夫で育てやすいため、園芸用のお求めやすい土壌で十分です
・最初の土は、肥料を追加せず、そのままがおすすめです(肥料追加が肥料焼け・根腐れの原因になりやすいためです)
※サボテン多肉植物用のものも、もちろんお使い頂けます。


苗の作り方
・厚みのあるサボテンの葉を3-4cm角に切り分ける
・切り身を数日日にさらし、傷口を乾かす(夏場し1日でも十分乾きます)
・土を入れた鉢に、そっとのせる(土は通常のものでも良いですが、鹿沼土などの方が失敗し難いです)
・土が乾いたら水をやり、土を湿らせておく
※切り口が乾燥不足の場合等、雑菌が入って腐ってしまうことがあります。失敗する可能性がそれなりに高いです。

水やりについて
・サボテンも植物なので、早く大きくするには、肥料も水も十分にあった方が良いです。(夏場は毎日でも)
・冬場は、土が乾く頃に水やりをします。二週間に一度程度にします。水やりの回数を減らすと耐寒性が増してきます。0℃前後であれば問題ありません。関東程度であれば、室外での冬越しも可能です。(株が弱るので、鉢を室内窓際の日当たりの良い場所にある方がおすすめです。新たに暖房する必要は通常はありません)

日当たりが悪いときは
・日当たりが不足する場合は、徒長といって、芽が細長く成長します。日当たりのより良い場所に移すようにしてください。
食用サボテンを災害用非常食として提案しています。

常に青々とし、多少、水やりを忘れても枯れないサボテンは、観葉植物にも最適です。(細かいトゲが生えることがあるので、一ヶ月に一度程度、表面を布巾で拭き取り、トゲを取り除いて下さい)

また、食べられる特性を活用し、大きくなりすぎたら「食べちゃう」。時折食べながら、好みの形状に育てていけるのもサボテンの特徴です。

昨今、異常気象や地震の増加など、災害リスクが高まってきています。一般的な非常食には含まれない野菜として、食用サボテンを活用頂けます。

焼くだけでなく、生でも食することができ、一枚の葉を切り分けても、そのまま2週間腐敗せず保存可能です。(湿気が貯まらない袋に保存して下さい)

冬場も室内窓際あでれば十分に生育します。東京以西・以南であれば、路地の栽培も可能になりつつあります。キュウリのような食感と、オクラのねばねばを併せ持つ、年間を通して食べることができる野菜です。


サボテンの語源は、石けんシャボンのようなもの「シャボテン」から来ていると言われています。

江戸時代、輸入されたウチワサボテンは、含まれるねばねば成分を利用して、油汚れをとる石けんの様な利用法があったようです。

また、具体的には、サボテンの葉の切り口を畳の目にそってこすり、布でふき取ることでつや出しに利用したおりました。

現代においても、化学物質などにアレルギーを持つ方や、肌の弱い方に、サボテンを活用頂けるかもしれません。論文データを収集いたします。

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