2017年7月アーカイブ

sabo01.jpg私ども、長野電波技術研究所にて食用サボテンを研究し、販売に至る理由をご紹介できればと思います。考えがまとまっておりませんので、不正確な部分などありますがご容赦ください。

まず、一番大きな話題を上げるとすれば、宇宙技術の提案として、この食用サボテンがあります。NASAは、継続して有人火星探査を計画していますが、概算として4年程度の探索期間が考えられています。(当初の計画からすると、かなり後退していますが)一年以上の宇宙旅行は、食料を持っていくより、農業するほうが効率が良いと考えられていて、宇宙空間での農業が検討されています。私どもでは、長らく植物工場などの分野で特許を取得し、技術開発を行ってきましたので、JAXAの先生方に提案・ご相談する関係にあります。
記載している現段階では、クロレラなど藻類をタンクで培養し、野菜の代わりとして利用する手法が先行しています。健康食品などの分野でも市販され普及しつつある技術とも言えます。日本のJAXAでも、具体的なものでは、桑と蚕の宇宙利用が提案されています。桑の葉を食べ、絹繊維を生産し、蛹を加工して、タンパク質を得ます。栽培において廃棄物が再利用されるよう考えられています。宇宙船は空間が限られているので、桑を背が低く改良し、LED等の光源で、多段階式に栽培される手法が模索されています。
宇宙空間での農業・畜産には、いくつかの課題があります。まず、土を持っていくかどうかです。土には多種多様な微生物が生物環境を構築しています。それによって安定している一面もありますが、有害物質を製造してしまう可能性など、コントロールが困難です。そのため、ポリマー型の丸いゼリーや、陶器セラミックなどの人工土壌、ピートモスなどを始めとした人工培地の研究も行われています。また、タンパク質の生産に、牛や山羊が検討されましたが、餌の量と重量から、困難だと考えられ、次作の鶏についても、空調に致命的な障害を与える羽毛があり、これもまた困難だと考えられています。
 話がそれてしまいました、そこで提案するのが食用サボテンとイグアナです。イグアナは、草食のものや、雑食のものがおり、サボテンだけを食べている環境もあります。海イグアナの海藻を食べるものは、宇宙空間の畜産としても有望だと考えています。鳥とことなり、羽毛をもたず、大型化する。卵と肉が得られ、サボテン自体は体細胞培養で増やすのが容易。野菜としても食べられるという具合です。
宇宙技術にこだわるのにも、理由があります。限られた空間で循環させ、ゴミを出さないリサイクルは、技術的に最先端であります。これが、今の身近な生活の中でも、技術をフィードバックし、活用できると考えます。

次に、都市部のベランダで行う農業です。狭い空間だといっても、高層住宅も多く、ベランダの面積といっても、かなりの面積があります。ベランダは、水がなく、温度変化が激しい。地球上の環境では、砂漠が近い。その激しい変化にも強いのがサボテンです。昨今は、野菜の価格の変動が激しくなり、一食だけでも、自分で野菜を用意できるということが、大きな選択肢を与えます。一人暮らしの若い層の方の生活の中にも、食用サボテンは導入しやすい農業とも言えます。多肉植物の流行もありますが、同時に付加価値を含む植物を身の回りに置くことで、より生活を安定させるかもしれないと考えています。
最近のスーパーでは、保存料添加物を含まない食材を探すほうが難しくなってきました。ほんとうの意味で安全な食材は自分で育てるしかない時代を迎えているのかもしれません。(食品企業の信頼が問われていることになりますが)栽培できる作物の中でも、丈夫なものがサボテンです。他の作物で失敗していても、この食用サボテンは試す価値があります。

このサイトでは、身近な活用方法、調理法を考えています。サボテンは、シャボテンとも呼び、シャボンのようなもの、石鹸のようなものという語源の説があります。切り口は油汚れを吸う樹液がでることから、江戸時代には、畳の汚れを落とし、艶を出す利用法もあります。転じて、数センチ角に切り出した身は、こすることで、自然な石鹸としての利用もできます。アレルギー体質の方が増えている中、こちらもまた答えの一つになるのではと思います。

それらを踏まえながら、食用サボテンの普及に努めております。

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