当社、長野電波技術研究所では、これまでの研究の中で、キノコ栽培を利用した汚染土壌技術に関する特許を取得しております。

 この東日本大震災に続く、原子力発電所の事故は、一年近くが過ぎた現在も、放射性物質の影響が懸念され、食品からの汚染は、国民の健康への心配はつきません。

私どもでは、キノコ類によるセシウム移行係数が大変大きいという報告を受け、私どもの技術を応用し、放射性物質を回収し、大幅な減容が期待できる手法を提案しております。

 残念ながら、費用や、また、汚染物質の移動が許可されていないことから、実証実験ができない状態であり、現状は国等の支援を受けるべく、除染技術に関する公募に参加しております。

私どもは、必ずしも、放射性物質の専門家ではありません。そのほか、様々な技術者の力を必要としております。まだまだの内容ではありまが、論文を公開し、ご協力・応援・ご助言をいただき、除染を目指すべく、実現を目指したいと考えております。

ぜひ、論文を参考頂き、ご意見をいただければと思います。

 

 「キノコ栽培技術を用いた汚染土壌の浄化と放射性物質の回収」

 

Remediation of contaminated soil by mushrooms.pdf

 放射性セシウムの件で国から通知がありましたのでお知らせ致します。

 

 放射性セシウムを多量に含む腐葉土が確認されたため、平成23年7月27日に国から長野県を通じて、「高濃度の放射性セシウムが含まれる可能性のある堆肥等の施用、生産、流通の自粛について」の通知がありました。

※9/5追記 長野県より出されていた「堆肥等の施用、生産、流通の自粛について」は8/22付けで解除(自粛通知の廃止)されました。推測ですが、長野県は、これまで県内のモニタリングポストの値が基準値を超えなかったことを主張してきましたので、その事を踏まえ、長野県内の汚染状況は暫定規制値にかかる事はないとしているようです。長野県内の農作物は安全ということになるかと思います。また、成果物の検査も様々なところで行われ結果が聞かれますが、有る無しで判断するよりも、数値を信頼して判断して頂きたく存じます。安全の為に必要な事ですので、生産者・流通の現場で大変な費用をかけて行っています。長野県内では東北からの稲ワラの流通実績はないとの報告を聞きました。また、様々な農業資材が県外から導入されていることがありますが、成果物に殆ど無い場合には、ぜひ信頼頂きたく存じます。今後の汚染食品の推移に関しては下記にありますが輸入食材の現場におけるチェルノブイリ事故後の放射性物質に汚染された食材の検出についてが参考になるかと思います。まず、もともとの割合としては、とても少ないこと。ただし、0ではないこと。数年経つと検出される品種がとても少なくなる事。種類によっては、生物濃縮が起るためか検出されるケースがあることが見られます。問い合わせをしていた「おがくず」のデータにつきましては、正式な書類は出せないとの事ですが、口答にて各業者の報告しているデータによると未検出だとのことでした。お聞きした根拠につきましては、現地確認をしていない事、現状と異なる点がいくつかあるようですので、さらなる検討をお願いしてあります。

 

 私ども、キノコ・ブナシメジ用増収剤「Apple V1」は、長野県の長野地方事務所農政課農村振興係へ、電話確認の上、露天での扱いがないことから、今回の自粛には当たらないとの説明を受けました。 しかしながら、すでにご存知のように、キノコの栽培のための培地・培土は、さまざまな資材が使用されております。そのため、引き続き、放射性セシウムによる汚染について、平成23年8月12日、長野県による説明会がおこなわれ、その際に配布された資料を元に要約を試みております。

※通知にはJA、農協は広く、このことについて周知するようにとありましたが、そういった情報提供がなされていない為、当方では独自に情報提供の対応をさせて頂いております。

 

長野県農政部農業技術課のホームページ

http://www.pref.nagano.lg.jp/nousei/nougi/kashokai.htm 

 

・私どもの懸念

 今回、腐葉土から高濃度の放射セシウムが検出された件が発端となりました。キノコの培地には、おがくず、米ぬか、ふすま、コーンコブなどを初めとした様々な材料が使用されています。オガクズの主原料の木材は海外から輸入されたものを含めて、 多くは東北地方で生産されています。また、生の木材はキノコ栽培に不向きな事か ら、一定期間の熟成期間を置いています。業者によって様々ですが、数ヶ月から半年は露天にて熟成しています。また、腐葉土の製造は輸入した植物の葉に(これは腐葉土化したものではないようです。腐った葉は輸入許可が下りないとのことです。)日本で集められた、街路樹の剪定した枯れ葉や道路の草刈ででた枯れ草などを使用しています。

 このため、東日本大震災の影響で露天に置かれた、腐葉土の材料に、放射性セシウムが降り注いだものと考えられています。同様に、オガクズも、汚染の可能性があることから、長野県に対して検査等の処置をお願いしております。

 

 ・自粛要請の対象地域と、その根拠について

 空間放射線量が0.1μSv/hを超えた恐れのある地域(小数点以下第二位を四捨五入) 17都県 (青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県)

 長野県の対応

 雑草堆肥、バーク堆肥において、空間放射線量のモニタリングポストの最大値が 0.107μSv/hであり、基準を超えていない。また、汚染稲わらは流通実態がないから該当しないと判断。腐葉土や土壌改良材、その他肥料については国に照会中。

8/24追加-おがくずに関しては、肥料の扱いとは異なると考えられるため、腐葉土とは別に考えるとの事(加工地、保管状況が汚染された腐葉土と近い状況の為、早期の確認をお願いした)

 

 それぞれの対応

 農家-汚染肥料は使用しない、肥料を購入の際には確認を行う。不明な点は県に相談する。

 肥料製造業者-自ら確認し、使用者には情報を提供する

 国-都道府県には指導してもらう、暫定許容値を超えるおそれの高い物は検査する必要がある、方法は農林水産省から連絡する、多くの廃棄物の発生が予想されるために処分方法は政府全体をあげて検討する。

 補償-肥料の施用、使用、生産、流通を断念した場合、原子力損害賠償紛争審査会にて確認し賠償するとのこと。

 

・対象外となる肥料について

化成肥料、汚染飼料等を使用していない堆肥、肉骨粉等、魚カス等、22年度以前の米ぬか等、輸入品や22年以前の油かす、植物カス等 -これらで適宜に管理されているものは、含有量が低く、当面検査の必要性がない。

 

逆に23年度の米ぬか、油かす、植物カスにはその危険性が可能性が十分に考えられる。

 

・具体的な暫定規定値と検査方法について

 根拠-取り込まれる予想値をもとに計算し、原子力安全委員会の示す10μSv/年を下回る値

 肥料、土壌改良材、培土-最大400Bq/kg

 飼料-最大300Bq/kg

 ※ただし、活性汚泥に対して指摘されているが、暫定規定値は目安であり、同じ桁である場合には、危険性はあまり違わないものと考えるようである

 検査-空間放射線量から汚染が高いと想定されるものに対して検査を行う。

※参考に日本の自然放射線量は1.4mSv/年(世界は2.4mSv/年)とされています。時間に直すと0.15μSv/h、この値はもともと人がさらされている放射線量ということになります。対象地の基準はそれよりも低い値が設定され、厳しくなっているといえるようです。(放射線科学センターの資料より)

※良く登場した目安-CTスキャン6.9mSv、レントゲン0.05mSv

 

参考とする為の予備測定では、GM計数管(ガイガーカウンター)およびNaIシンチレーション検出器を使用できる。

本測定では、ゲルマニウム半導体検出器およびNaIシンチレーション検出器を用いる

 

・感想

国、県による自粛要請の解除は、国と県の後ろ盾がなければ個人や企業がいかに測定を行っても、信用が得られません。また、対象外となる肥料などについては、検査の必要がないとされましたが、消費者の不安もあり、そういった商品であっても、安全のための証明書が要求されている現状があり、また、企業をそれに対して対応するしかなく、また、その費用負担などで商売どころでは無くなってしまいます。これらの補償も、具体的には示されておらず、また、本測定が可能なゲルマニウム半導体検出器は県内でも数機と説明では聞きましたが、現状は装置が足らず、仮に検査を依頼しても、すぐには対応できないそうです。報道によると、先日、岩手県陸前高田市の薪をしようした送り火の騒動にて、実際、松の木から1130Bq/kgが検出された。影響がないレベルだとのコメントもあるが、今回の暫定基準値では移動するべきではないケースに分類される。重ねて、おがくずの熟成させる環境は、この薪に近い環境だと考えられ、少なくとも、早急な検査が必要であると考えられるのです。因みに、使用済みの廃おがくずは検査が行われているのか不明ですが、対象外とのことでした。キノコや米は、セシウムを吸収しやすい可能性があり、その点も含めて消費者の方に安心していただき、また、農家さんも安心して栽培できるようにする為には、やはり、県の指導の元、検査するしかないと考える次第です。以降も、県等に要請を行い、引き続き、本サイトにて、報告させていただけばと考えております。

 

・日々の変化。関連ブログ

8/21 福島の子供たちが、私、いくつまで生きられますか、と質問しました。 

http://www.i-apple.jp/samantha/2011/08/post_2556.html

8/20 米の検査が始まりました http://www.i-apple.jp/samantha/2011/08/post_2555.html

8/20 年間許容線量の500年分と言われても http://www.i-apple.jp/samantha/2011/08/500_1.html

8/19 川崎市の落ち葉集積場所からセシウムの検出 http://www.i-apple.jp/samantha/2011/08/post_2553.html 

 

・公式発表のリンク

厚生労働省、広報では日々、情報が更新されています。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/ 

東京都健康安全センター http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/index.html

 

・実測

東都生協 http://www.tohto-coop.or.jp/news/detail/detail.php?nid=1641

 -8/5付けデータにて、長野県産ブナシメジの測定結果 2Bq/kg

 

・今でも検出されうるチェルノブイリのセシウム汚染

チェルノブイリ原子力発電所の事故から約25年、実は、いまでも当時由来のセシウムが食品から検出されるという事があるとのこと。ある部分では、食物連鎖による濃縮がされるなどの懸念がある。数は大変少ないのだが、この点も考慮するべき事実だと思う。

愛知県生物研究所のホームページより http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/chernobyl.html 

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