台風が過ぎてから、めっきり涼しくなって来ました。
そろそろ、夏の思い出を処分しようと思い、
冷蔵庫を開けて、アイスクリームに、ビールに、スイカなど
夏の思い出の残りもを、一度に食べてしまいました。
夏の思い出を処理するには、夏の服装で仕事をするのはやめたほうが良いです。
で、正露丸のお世話になってしまいました。
最近はあの臭い、黒い正露丸のほかに、正露丸塘衣という、
まことに、黒い正露丸と比較すると、美人の正露丸があります。
美人の正露丸は色白で、その上あの臭い匂いもありません。
やはり、美人とは、色白で臭くないのが良いです。
ところで、肝心の効き目ですが、まことに気分的ではありますが、
黒くて臭い正露丸の方が良い様です。
正露丸の成分はクレオソートというもので、木材の防腐材です。
ブナなどを乾留して得られるそうです。
まあ、消毒に使う、木酢酸を煮詰めたもののようです。
ちなみに、やはり防腐材としい用いる、コールタールは
石炭を乾留して作るそうですから、成分は同じなのでしょう。
本日の本の紹介は、本草綱目と六物新志です。それぞれには、腹の薬に使う、ミイラが紹介されています。ミイラとはあの「ミイラとりがミイラ」のミイラです。
実のところ,断言はできないのですが,腹の薬の主要成分は人体にあるのではなく,ミイラを作るときに、人体に防腐材を塗って腐らないように作ったようで、その成分を含むミイラを服用すると腹薬になったようです。
本草綱目では主成分謎とされていましたが,六物新志では,ミイラとは人肉なりと主成分が判明しています。もちろん本草綱目も六物新志も,ミイラは現在のエジプト:ピラミッドから直輸入だったようで,それはそれは高価な薬だったのでしょう。
ミイラの防腐剤 = クレオソート ・・・(a)
正露丸の成分 = クレオソート ・・・(b)
↓
(a)(b)より
おなかの薬 = クレオソート = ミイラの防腐剤 = 正露丸
というわけで、正露丸とミイラは同じ成分なのです。