-- 養生の「健康増進」と「病気回復」の2つの意味。 --
寒い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか。
本日は「養生」についての言葉を確認したいと思います。
大辞泉より
- 病気の回復につとめること。保養。「転地して―する」
- 打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温・乾燥・衝撃などから保護する作業。
3の土木系解釈は置いておいて,
1の「健康の増進」,2の「病気の回復につとめる」の境の解釈が
なかったなぁと感じます。
今日の資料「養生弁(ようじょうべん)」
養生と言えば「養生訓」というのは芸がないので,そのほかの養生書をご紹介します。本日は図書館の蔵書の中から「養生弁(養生辯)」をご紹介します。養生辯は天保13年(1842)に刊行された全3冊揃いの医学書です。食毒の弁、疱瘡の弁、癇癪の弁、湯治の弁、遊女の弁など、の章立てで構成されています。できることなら,活字(テキスト化)にして皆様にお伝えできればと思います。