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-- 日本刀に残した名前はたぶん永久に残る。 --

日本刀

日本固有の方法で作られた刀剣の総称。軟らかい鉄を芯(しん)(心鉄(しんがね))として硬い鋼(はがね)(皮鉄(かわがね))で包む独特の鍛造法が用いられ、切れ味と造形的均整美にすぐれたものが多い。慶長(1596~1615)の始めごろまでのものを古刀、それ以後のものを新刀とよぶ。にっぽんとう。(大辞泉)

江戸期の日本刀には作った人の名前が彫り込まれていることがあります。包丁の銘などもその名残がと思います。名工と呼ばれる人ならなおさらで、当時の書籍にも名人一覧のような書籍が多数存在します。

メディアとして日本刀ととらえたときに、そのすごさがわかります。

現在のメディアといえば、テレビや新聞のマスメディアを思いがちです。ですが。情報を収納できるメディア(媒体)は紙とかCD、DVDなどの電子媒体などが選択肢になるとおもいます。

石碑に書かれた文字は、メディアとして石を選んでいます。

日本刀に書かれた文字は、メディアとして鉄、もしくは鋼を選んでいます。

紙媒体の史料を扱う者として、残る、残す、ということには敏感になってしまいます。残された時間がメディアのもつ情報の価値を高めるとしたら、日本刀はきっと紙より優位なメディア媒体だと思います。その反面、残ってしまうという怖さもはらんでいます。同様に紙史料にはいつかは失われるという危うさ、希少性も持ち合わせていることを、改めて実感させられます。

 

今日の資料「古今銘盡/古今銘尽

古今銘盡/古今銘尽

日本刀に関して数ある中から、古今銘盡/古今銘尽をご紹介します。表装には古今銘盡大全とあります。本書は名工の経歴や刀身の形など、日本刀について網羅的に描かれています。この手の刀剣の本は長い江戸時代のなかでも、「新刃銘尽」「本朝鍛冶考」などコンスタントに出版物があるように思えます。おいおい別の書籍もご案内したいと思います。


蔵書されている日本刀に関する古文書

1717刊 「古今銘盡」 全7、4冊

1721刊 「新刃銘尽」 1,2,3,5巻

1735刊 「刃銘尽後集」 1,3,4,5巻

1779刊 「新刀辧疑」 全9巻

甲陽軍鑑 品15武具其外諸道具穿*の事


鎧甲冑の着方に関する「本朝甲剣録」もおすすめです。

http://www.i-apple.jp/catseye/2011/01/post_148.html


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