-- 農業全書から食糧自給の方法を探る --
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
それでは昨年通り、ニュースから
50%自給 始動の年(日本農業新聞:09-01-05)このニュースから察するに、現在の日本では食糧自給率が50%以下であること
2009年は、食料自給率の向上に向けて走りだす重要な年になる。世界的な食料の逼迫(ひっぱく)が懸念される中で、国内の食料自給力を高めることが国家的な課題に浮上しているためだ。農水省は食料自給率50%を目指すための食料・農業・農村基本計画の見直しにも着手する。
また、なにもしないとこの50%以下の自給率は、50%以上に上がらないことが
読み取れます。
それほどまでにして、自分の食べる分の食糧をつくることは難しいことなのでしょうか?
また、そうだとするとみんな何を食べているのか興味津々です。
今日の資料「農業全書」
農業全書は日本国内で刊行された農書の中でもっとも古い書籍といわれています。日本国内ということと、農書という点が、もっとも古くなる肝で、書籍でなければ農業に関する文献はたぶんいくつか発見できます。また日本のものでなければ、農政全書など中国文献もいくつか存在しています。農業全書が刊行された当時は江戸時代です。江戸時代には基本的人権の尊重などの法律や、ましては社会保障も存在していません。自分の食べるものは自分で確保するということは、昔も今もかわらないはずなのですが、技術力、工業化の進んだ今現在の方が大変そうにうつるのはどうしてでしょう?
50%以上の食糧を輸入しないと生活ができない現代の日本への疑問は、もしかすると農業全書から読み取れるかもしれません。その理由は、当時は自給率100%を維持しないといけない体制だったからにほかなりません。
現在、農業全書の本文のテキスト化を進めております。こちらのマンパワーにも限りがありますので、いつ完成するかわかりませんが、完成したときには追ってご連絡いたします。
農業全書(テキスト) ・・・ 誠意作成中です。(2009年01月)