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-- 「世界天文年」を機会に日本古代の天文学に触れてみては。 --
今年はガリレオが天体観測を初めて400年となる「世界天文年」だそうです。
7月にある皆既日食のためのツアーは予約がいっぱいで、
プラネタリウムに人が集まり、
天体望遠鏡の需要が増えているという記事がありました。


天文図解(てんもんずかい)
天文図解(てんもんずかい)
天文学に注目が集まる今年には
江戸時代の天文学の本「天文図解」を紹介いたします。
この本は300年前に書かれたもので、
日本で最初に一般向けに書かれた天文学の文献といわれています。
中身を覗くと、単純に天文学にとらわれない幅の広い考え方が読みとれます。
古代の天文学は身近で実用的なものだったんです。

古代人は星の動きや運行から、物事の吉兆を占っています。
迷信ではなく、星がちらつきは大気中のチリが多いと起こりますが、
そのことから、大気の環境を読みとって翌日の天気を予報したり、
太陽の高さから、季節を読みとり、暮らしや農業に利用できるように
暦を作るのも天文学でした。
迷信だけではなく、化学的な考え方が随所に見られます。
古代の天文学は、恒星や惑星や銀河だけを考えるのではなく、
気象学や風水、暦など、さまざまな出来事と関連付いて考えていたようです。

そのほか、古代の星座や、仏教における宇宙感として、
須弥山シュミセンなど仏の世界のイラストなどが書かれ、
ひと味違う天文学は、ぜひ、一度を見て頂きたい本です。
最近は、仏像の人気が高まっていると聞きますから、
天文と仏教をつなげるだけでも、おもしろい発想ができるかもしれません
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