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-- 総選挙、投票用紙の仕掛け。紙質が気になります。 --

本日は、衆議院議員選挙によって、歴史的にも大きな変化を迎えることになりました。話では、介護や教育の現場など、総理・大臣が変わるだけで起こった様々な方向転換だけでも大変な混乱があったことから、静かさを望む声もあるようです。出来るだけ、よりよい方向に改善されることを望みますが、財政だけを考えても、難題は多く、がんばって頂きたいものです。

今日は、この大きな変化も大きな関心事でしたが、猫司書の図書館のお仕事に関連して、ちょっと気になるものを見かけました。それが「投票用紙」です。

紙と言いますと、古文書和本を復刻するあたって、いろいろと考えさせられる条件です。日本の本物の和紙と墨は、耐久年月として、1000年近くあり、図書館の蔵書も300年ほど前の文献もたくさんあります。素材として、とてもよく考えられています。実は、今使っている普通紙は、条件が悪いと10年ほどで、ばらばらになってしまったり、インクか退色してしまう可能性があって、すこしでも良くできないかと、いろいろと考えさせられてしまうんです。

そこで出会った投票用紙にはいろいろな仕掛けがあります。
まず、この小さな紙切れにも、ちゃんと法律があって、条件が決められています。名前を各欄のデザインと文字が透けないことが定められていました。たしかに、透けてはいなかったと思います。厚みもいろいろと考えられているのでしょう。

そして、もう一つの機能が、折りたたんだ投票用紙が、自然と元の形に自動的に開くように作られています。きっと、繊維の方向などに工夫あるそうですが、以前のものは、復元力が強すぎて、ちゃんと、折りたためなかったという声があったそうですが、しっかりと折り目の溝が打たれることで、ちゃんと折りたためるのに、投票後自動的に開くようにと、その中でも改良が進められているようです。

たしかに、もし手作業で開くとしたら、倍以上の時間がかかってしまうかも知れません。当日に結果を出すことが出来ないかも知れません。小さいけれど、大きな工夫です。こういった機能性を他にも生かせないか、ついつい考えてしまいました。これは、今度の宿題にするつもりです。

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