-- アイスランドの噴火は飢饉を起こすか? --
アイスランドの噴火によって、航空関係が大変な混乱を引き起こしています。サマンサも心配しております。
私どもの研究発表の中で、2004年の発表「江戸時代からの飢饉と気候の関係」では、江戸時代に起きた大飢饉の原因と、メキシコなどの大噴火の関係について、まとめ、報告しております。また、それによって、日本の気候がどのように変化したのか、農民の日記から推測しました。
今回の噴火も、地球の裏の出来事ではありますが、時期的に考えても、冷夏を引き起こす可能性が十分に考えられます。ただでさえ、気候の変動が大きく、野菜の不足が伝えられておりますが、夏野菜を始め、米の栽培についても、心配がのこります。
すでに飢饉に陥っているのかもしれません。
図書館の中には江戸時代の飢饉について記載された本「凶荒図録」をはじめいくつかの本があります。
和綴じ本で2400円で提供してますが、この中には、飢饉に陥った村の風景などありますが、飢饉の対策として、様々な植物を家の周辺に植えられており、それらを「救荒植物」とよび、その利用方法についてもかかれています。
実は、摘み草ブログの発端は、古い住宅には、こうした救荒植物や薬草が植えられており、それらの再発見や再活用を考えるために始めたものでした。
ニュースから、素早く火山噴火の情報を得られたのですから、今から備えられるこもあるかと思います。実績のある情報をお探しでしたら、江戸時代の文献も役に立ちます。