-- 電子書籍にしかできない本。白黒反転本。 --
電子書籍の話題が広がり、まるで紙の本が消えてしまうのではないかという危機感を感じてしまうほどです。
しかし、紙と電子書籍は違うものです。紙には紙の。電子書籍には電子書籍の良さがあります。
ここでは、電子書籍にしかできない本について提案致します。
それは、文字を白に、背景を黒にした本です。もちろん、コストをかければ紙の本でも作れますが、なかなか出版の難しい本です。
この本は、文字を読みやすくし、バックライトの電力を少なくすることができるのでビューワーの稼働時間を伸ばす期待ができます。
電子書籍リーダーには、白黒反転する機能を持つものもありますが操作が面倒なものが多いようですので、最初から反転した形式を用意することで、電子書籍を使いやすくしようと思います。
私どもで製作している復刻本の文章部分につきまして対応可能です。
源氏物語から「夕顔」の冒頭をサンプルとして掲載致しますので、ぜひ、お試し頂ければと思います。
追伸、みんな黒板で育ってきているからすぐ慣れるというご意見もありましたし、好みが分かれるというものもありました。現段階ではビューワーも乱立している状態ですので、向き不向きがあるのかもしれません。ユニバーサルデザインとしての考慮もできるかもしれません。比較用に従来の形式のものも掲載致しましたので、参考頂ければと思います。モバイル仕様の電子書籍の場合は、いずれ反転版に成っていくのではと思います。動物図鑑のようなカラーのものはできませんが。
白黒反転本サンプルデータ
sample.pdf (約400KB)
比較用従来型サンプルデータ
sample2.pdf (約450KB、署名有り)