私ども、アップル図書館こと、長野電波技術研究所附属図書館には、いくつかの古地図が蔵書されています。

これらもまた、復刻して、提供しております。
ここで、そのいくつかをご紹介。

・ペリー報告書、海図、江戸湾(Bay of YEDO)
1853年、浦賀を訪れた黒船は、この海図の測量を行う為に、浦賀沖を頻繁に移動して調査していたようです。細かいですが、川崎の辺りまで具体的な数値が記載されています。ドラマなどで、龍馬の前を通り過ぎる黒船は、このことがあったからかもしれません。まだ江戸なので、東京湾ではなく、江戸湾となっています。   

座礁しないために、島の場所や深さが細かく調査し、浦賀周辺の山の標高も書かれ、山の高さは、黒船から大砲を撃った場合の射程距離も予め調べていたのでしょうか？

・ペリー報告書、海図、下田湾

下田湾でも同様の報告書が作成されています。

価格
・普通紙、A3モノクロ　500円+送料200円
・普通紙、A3カラー　1500円+送料200円
・和紙、A4カラー　　　1500円+送料200円
・和紙、A3カラー、特別再現版　4800円+送料200円

※古地図の大きさは様々ですので、サイズを調整して提供致します。原寸大で大きい場合には分割してご用意する事も出来ますが、つなぎ目など綺麗にできませんてので、あまりおすすめできません。

ご注文は、お問い合わせより、メールにてタイトル等お知らせください。

その他のタイトル

・高島城（たかしまじょう）-長野県諏訪市高島にあった城。諏訪湖上にあった。江戸初期に干拓されて、現在の史跡は陸城になっている。本図はまだ、城全体が湖上にあり、それ以前の図案であると思われる。

注目は飛び出た南丸。この場所は、長年、幕府の流人の監禁に使われてきた。忠臣蔵の吉良上野介の孫にして、養子の吉良義周は、赤穂浪士討ち入りの際、背中を切られ、気絶し生き残ったものの、武士として不届きとされ、ここに幽閉され、若くして亡くなった。

 ・長野県　高遠城の図-甲陽軍鑑によると、山本勘助による改築がなされており、図にも勘助郭が見て取れます。

 ・信濃国大地震火災水難地方全図-現代の長野市に起こった弘化4年の大地震における被害に関する古地図、カラー。地震の土砂崩れにより出来たダム湖の決壊によって、川中島平は多くの被害がでました。（原寸サイズ64cm×43cm）

・信濃国六郡大地震満水の図-同じく現代の長野市に起こった弘化4年の大地震における被害に関する古地図、モノクロ。(原寸サイズ52cm×32cm)

・浅間山噴火絵地図-1783年に起きた大噴火の際の被害を記録した絵地図、この噴火が原因となって天明の大飢饉が起きたと言われている。

・明治39年の長野地図-現代では、隈無く住宅やビルがありますが、そのギャップを大きく感じます。また、花街であった権堂が隔離されたようにあるのが、印象的です。

・川中島の合戦「信州川中嶋合戰陣取畧繪圖-南喬画」-川中島古戦場のお土産として販売されていた瓦版です。

・川中島の合戦「信州川中嶋合戰陣取畧繪圖-臨江齋画」-川中島古戦場のお土産として販売されていた瓦版です。