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日本における西洋ワサビの産地は北海道で、冷涼なところですが、私どもの長野をはじめ、関東・中部での栽培が可能です。

アブラナ科で、暖地の栽培の場合、害虫、たとえは゛モンシロチョウがを付きやすいです。成長が早く、大きくなり、葉は、あまり利用しないので、(葉も食べられるようです)無農薬での栽培が可能です。
長野県では、田んぼの畔に植える方法がとられていて、多少水分を好む傾向があります。また、アルカリ性も好みます。土は苦土石灰などで調整をおすすめしますが、特段手を入れずに苗を植えても良く栽培します。
夏を含む期間、約6か月以上から収穫可能です。

周辺の作物に影響がなければ、また、干ばつで過度に乾燥していなければ、放っておいて大丈夫です。

西洋ワサビの保存は、水に濡らして軽くラップして冷蔵庫か、一番は土に埋めておくのが、辛さを維持できます。場合によっては育ちます。

西洋ワサビのご注文は、トップページまたはカテゴリの注文よりご参考ください。
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IMG_20180830_130313web.jpg コンパニオンプランツとしての西洋わさび。

今年、西洋わさびの畝の間に、ナスを植えました。11/2に長野市にも霜がきて、結果ナスが枯れたので最後の収穫しました。

もともと、西洋わさびはコンパニオンプランツとして提案されています。ワサビの香の成分アリルイソチオシアネートによる忌避効果、殺菌効果が葉にもあり、期待されることや、モンシロチョウの幼虫などには、むしろ食害されやすいことから、周囲の野菜を守る効果があるなどのいくつかの理由が提案されています。

今年の結果を見ると、例年に比べて、西洋わさびの畝に植えたことで、猛暑の可能性もありますが、虫の害が格段に減りました。また、ナスが外部と接している株から病害虫の影響がみられ、西洋わさびに接している面では広がりにくい一面が見られました。物理的にナスにたどり着きにくくなっているという可能性も十分にあります。
ワサビの事を改めて調べてみました。本わさびの年間生産量は2000tちょっと。国産西洋わさびの生産量は2000t。ほとんどが北海道。
輸入しているワサビの多くが、中国産の西洋わさびが8000t。大体このぐらい。国産西洋わさびの価値は、

本来は、本わさびと同程度ともいえます。

83%が西洋わさびで、普段食べているワサビは、その多くが緑色に着色された西洋わさび。本わさび使用で50%以上の本わさび、本わさび入りは50%以下ということが読み取れます。原料の表は、多い材料ほど先に書かれていますので、容器の裏を見て、本わさびと西洋わさびみるのはいいかもしれません。

さて、全体の67%が輸入品で、国産西洋わさびの価値が高いということは、チューブの半分はおそらく中国産ということになるかと思います。

ここで言いたいのは、西洋わさびの味は、みんなが普段食べているワサビの味だということ。
西洋わさびは、偽物という考えがあるような気がしますが、ワサビの主体は西洋わさびなんです。本わさびを食べるには、目の前ですり下ろすしかないわけです。

もう一つあげれば、西洋わさびの栽培は、比較的育てやすい。庭先で育てられる。採りたてを食べることができるのも西洋わさびという訳です。

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西洋わさびの収穫。西洋わさびは年間を通して収穫できます。5月ごろまでに植えると、その年の年末に収穫できる。また、1年、2年とだんだん太くなる。長野という環境は、冬、雪が降っても収穫できるのが強み。ご要望に随時対応しています。
6月のこの季節は、葉の大きい株を抜く。300グラムぐらいの収穫ができた。クッション封筒に入る大きさにして、土を洗って郵送してます。日本で消費されているワサビの8割は西洋わさび。しかも、その多くは輸入。国産は貴重です。

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私どもで原料を供給しているわけではないので、すっかり失念していたけど、西洋わさびから抽出される酵素、西洋わさびペルオキシダーゼ。古くから分析化学における標識物資として利用され、植物内の活性酸素を分解し防御する機構として考えられ、工業廃水の処理にも利用され、有毒性を軽減できる。様々な用途がある。

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