糅飯と粥
当時の主食は、わずかに米に麦、あわ、きびなどの雑穀や野菜や芋類を入れて混炊した糅飯が普通であった。また、米に多量の水を加えたお粥も常食であった。粥は米だけを炊いた白粥はまれで、糅飯と同様に根菜類をたくさん入れ塩味つけて食していた。簡単な方法としてよく作られた主食にオジヤがあった。季節の野菜をたくさん入れた味噌汁に、冷や飯を入れて煮込んだもので忙しいときにはよく作られた。

粉気
ダンゴ汁(スイトン・オツメリ)は小麦粉をやわらかくこねて、野菜を入れた味噌汁に落として煮込んだもので、手軽にできるため忙しい時によく作られた。これに類したものにヘンノベ・ブチコミなどがある。うどんは、小麦粉を細くのばして茹で、味噌汁や醤油汁、オシボリやゴマ汁をつけ汁として食べた。またオヤキ・ヤキモチは農繁期のコビレや子供のおやつ、来客のもてなしなどに作られたり、神仏への供物ともなった。

餅と強飯
晴の日の代表的な食品であり、餅は正月の神仏への供物とともに保存食として重用され、年間の祝祭日には一家の主が早朝から餅をつき来客をもてなした。強飯は、村祭りや婚礼、出産、お宮参り、節句など主に祝いの日に炊かれた。

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