道路元標は略して元標ともいわれているが、路線の起点、終点または経過地を表示する標識で、昔は庄屋の位置か、庄屋が村役場業務を行った場所にあったようであるが、岡田村、小松原村は特定の庄屋位置でなく公共の場所にあったようである。

明治14年10月の『長野県町村誌』によると、小松原村の位置は、長野県庁(現県庁と違い現大門町上り詰)より申の方(西南西)、2里20町19間(約10キロメートル、124メートル)とあり、信濃国更級郡小松原村の絵図面には現在の北組区、伊勢社の大烏居の位置に元標と印されているが実物は確認されない。岡田村は同じく『長野県町村誌』による里程は県庁より、未申の方(南西)3里(約12キロメートル)、小松原村元標まで28町40間(2872メートル)、山布施村元標まで1里27間(4048.6メートル)とあり、方位と里程から推定する公共の場所は現在の岡田中町区の観照寺の境内と推定される。実物は確認されない。共和村の道路元標は、明治14年、岡田村、小松原村の合併により、役場庁舎を、段ノ原地籍の県道下居返り線沿いに建設し、その役場前に共和村道路元標を建立した。建立年月日は記録にない。昭和29年篠ノ井市と合併までは役場前であり、合併後は役場庁舎を取り壊し、篠ノ井公民館共和分館となったが、その横県道沿いの以前からの位置に現存する。

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