昔から農作業のほとんどは人力と手作業だった。そのため人手をより多く必要としたので、子供たちも貴重な労働力になっていた。戦後の昭和20年代後半から、動力噴霧機・歩行型耕転機・運搬用ガーデンなどが普及し、機械化が順次進むようになった。
30年代中ごろにはSS共同防除組合や灌水組合が組織され、安定したりんご生産ができるようになった。稲作でも田植機やバインダーが使われるようになった。運搬用の軽4輪トラックは農家の必需品になった。そして、農業用機械が多種多様に出まわるようになったこともあって、農作業は共同化から個人化へと進み、機械の個人購入が急速に進んだことから「機械貧乏」という言葉さえささやかれた。新農村建設事業や構造改善事業が叫ばれたのもこのころである。

一方、この時代には経済が急速に発展し、大量の労働力を農村に求めるようになった。こうした社会情勢の中で、共和地区でも一番の労働力が順次企業等の勤め人に変わっていった。農作業は、じいちゃん.ばあちゃん・かあちゃんによる「3ちゃん農業」といわれるようになった。そして大部分が兼業農家になった。

しかし、農業収入と安定した農外収入により、村の生活は大きく変わっていった。農家でも野菜など犬半の食料品を購入する生活に変わった。そして、住宅の改築・電化生活・自動車の普及など、生活様式もすべて都市化へと大きな変貌を遂げることになった。

1-01 共和の自然
  • 1-02 先史時代の共和村
  • 1-03 古墳時代の共和村
  • 1-04 奈良・平安時代の共和村
  • 1-05 鎌倉‐安土桃山時代
  • 1-06 江戸時代の共和村
  • 1-07 江戸時代の農民の暮らし
  • 1-08 明治初期の村の暮らし
  • 2-01 村の古道、街道
  • 2-02 村の用水
  • 2-03 村の神社仏閣
  • 2-04 村に伝わる民間信仰
  • 2-05 村の石碑文
  • 2-06 村の珍しい地名
  • 2-07 村の年中行事
  • 3-01 共和村の移り変わり
  • 3-02 学校の移り変わり
  • 3-03 社会教育活動の広がり
  • 3-04 村の福祉の進展
  • 3-05 道路の発達と村人の生活
  • 3-06 りんごの里の誕生
  • 3-07 多角経営を指導した農協
  • 3-08 戦争と村人
  • 3-09 村人を驚かせた災害
  • 3-10 生活用具や農具の変遷
  • 3-11 文化・レジャー施設
  • 3-12 その他
  • 信州共和村


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