--4本草1786刊◆3【六物新志】01上巻◇D--
本書に仙臺大槻先生著、蒹葭堂,天明6(1786)とあり。「六物」とは、一角(ウニコウル)、夫藍(サフラン)、肉豆蒄(ニクズク)、木乃伊(ミイラ)、噎浦里哥(エブリコ)、人魚の6種の薬物のことです。そして、これらについて天明6(1786)年、大槻玄沢(おおつきげんたく)が蘭書に基づいて考証したのが「六物新志」です。下巻には木乃伊(ミイラ)、噎浦里哥(エブリコ)、人魚が掲載されております。
著者は江戸後期の蘭医。仙台藩侍医。名は茂質シゲカタ。磐水と号。江戸に出て杉田玄白・前野良沢に医学・蘭学を学び、ついで長崎に遊学。著「蘭学階梯」「重訂解体新書」など。
一角(ウニコウル)
夫藍(サフラン)
肉豆蒄(ニクズク)