-- ウワバミソウ 蟒蛇草(2589) --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "ウワバミソウ")
一名ムカゴミズと稱し深山渓谷等の陰地に自生する草本なり。莖一尺許り通常斜上にして直立することなく葉は淡綠色にして縁邊に粗鋸齒を有し長柄によりて莖に互生す。四五月頃葉腋に小花を開き、花色淡黄綠色を呈す。秋に至れば葉腋に肉芽を生じ、莖も節々切れて各一株となり以て繁殖す。本植物は蛇過ちて食するときは消滅するとの俗言によりウワバミソウの名を有す。
一種全體に小形のものをヒメウワバミソウと稱す。
【食】 嫩苗をとり煠で菜とし叉漬物とす。北越及び佐渡の人殊に好みて之れを食す。
