-- キツネノマゴ Justicia procumbens 爵牀(0466) --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "キツネノマゴ")
一名カグラソウと稱し山野に自生する一年生草本にして莖高さ一尺餘に達す。葉は廣被針形にして稍々膨大せる節に對生し莖と共に微毛を有す。夏日梢上葉腋に花莖を出し小唇形花を以て一寸許の花穂をなす。花冠は淡紅色を呈し唇形の瓣は白質にして紅紫色の斑點を有す。上圖の(一)は一花を取りて擴大せる者、(二)は二雄蕊一雌蕊を示せる者、(三)は種子、(四)は果實を示たしるものなり。本種は苞を有せず。本種には一種莖の直立生を有するものありキダチキツネノタマゴと稱す。其他稍々小形のものにキツネノヒマゴと稱する品種あり。
