歐洲地中海附近に自生する多年生草本にして地下に大なる鱗莖を有し、葉は卵圓形なり。夏日葉叢の間より花莖を抽出し高さ三尺餘に達し頂に白色の小花を總状に開く。
【藥】 本植物の根莖は海葱と稱し藥用に供す。即ち八月頃落花後に根を採掘して外皮及び中心の柔軟なる部分を除き其の他の部を截斷乾燥して貯藏す主として利尿劑に用ひ、海葱醋、海葱蜜、海葱丁幾、海葱「エキス」等として用ゆ。