-- アジサイ Hydrangea 紫陽花(2014)* --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "アヂサ井")
【観】 本植物の花は寂しきものなれば多く後庭の隅に栽へて庭園に古びと添へ物寂しき趣きを與ふるものとす。
【生】 生花として使用することあり。本品の水揚法は根本を熱湯に入れて能く煮、次に冷水に移して2,3時間放置するを可とすれど、此の際成るべく深く入るゝを可とす。又全部を紙にて包み根本を火にて焼きたる後夜露に當てながら水に入れ置くも可なり。然し前の方法は朝の中に切りたるものに、後の方法は夜施すを適當とす。又不用の花及び葉は成るべく切りすかし花にかゝらぬ様に葉丈けに水を灌ぎたる後竹などへ結び副へて風を避け1夜戸外に出し置くも生氣充分に恢復するものとす。(理學士松島氏水揚法に據る)
【薬】 本植物の葉は取りて蔭干にし煎じ出して飲用するときは瘧の病に特効ありと。
栽培法 栽培法として特に掲ぐる程の事はなけれども移植する土地は可成眞土の濕氣ある處を可とす肥料は強いて施す場合は乾鰛位を根元に埋込めば充分なり。
江戸時代の植物事典 (長野電波技術研究所附属図書館 蔵書)
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
倭名類聚抄
20巻
草
大和本草
7巻
花草
92巻
山草
江戸時代の植物事典 (古事類苑 "紫陽花")
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
新撰字鏡
草
倭名類聚抄
20巻
草
倭訓栞
中編1巻
阿
和字正濫抄
2巻
大和本草
7巻
花草
難波江
7巻
剪花翁博
前編3巻
四月開花
萬葉集
20巻
散木弃謌集
2巻
夏