-- イヌサフラン Colchicum autumnale 3052 --
コルヒクム(3052)

一名いぬさふらんと稱し歐洲及び地中海沿岸の原野濕地に自生する多年生草本にして、莖高さ4,5寸に達す。葉は細長くして平行脈を有す。8月より10月に至るの際花莖の頂に花を着く。花は漏斗形にして紫紅色を帶ぶ。果實は蒴にして熟すれば類褐色となり裂開す。
【藥】 本植物の成熟せる種子を「コルヒクム」子と稱し藥用に供す。「レウマチス」及び痛風の特効藥となし、通常は「コルヒクム」丁幾「コルヒクム」酒とて用ゆ。