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-- キカラスウリ Trichosanthes kirilowii var 黄烏瓜・括棲(0320) --

大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "キカラスウリ")

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前種と同じく各地の竹林叉は樹林中に自生する攀登性宿根草本なり。概形前種に酷似すれども本種の葉は胡瓜に似て毛茸なく光澤あり。葉腋毎に鬚ありて物に絡み、夏の半に白花を開くこと等亦前種に同じ。果實は前種より稍々大形にして短く、熟すれば黄色を呈す。

【食】 果實は胡瓜の如く鹽漬として食用に供し種子よりは油を搾り、叉藥用に供す。

【藥】 本植物の根より製出したる澱粉を天瓜粉と稱し藥用に供す。去れど前種カラスウリの澱粉を天瓜粉と稱し賈る者あり。叉之れを交へて賈る者あり。其他葛粉、しょうふ?を交へて賈る者あり。純正の天瓜粉は純白色の澱粉にして主として汗疹(あせも)濕疹(しっしん)等に散布して特効あり。

天瓜粉の製法 秋の末若しくは冬季中に根塊を掘り大根おろしにて可成丁寧に磨り卸し、之れを米かし桶に入れて淸水を注入しよく攪拌し白色に濁れる水を他の桶に移せば、最初の桶の底には皮の粕、繊維等を殘留す。此の殘留物は尚澱粉を含有する見込あらば更に水を注ぎて採取する必要あれども、左もなき時は捨て去るべし。斯くして次の桶に入れたる白濁水を屢く靜置するときは澱粉は桶底に沈澱す之れ天瓜粉なり。去れど可成純白なる精撰品を採取する方が良きものなれば、再三淸水を入れて攪拌沈澱せしめて採取し、最後に布袋等にて水分を濾過し乾燥するなり。此乾燥したるものは即ち天瓜粉なれば直ちに市場に出し販賈せらるるなり。


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