-- クマツヅラ Verbena officinalis 馬鞭草(0727) --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "クマツヅラ")

原野路傍等に自生する多年生草本にして莖高さ二三尺に達し多くの小枝を分つ葉は對生にして其の色深紅色を呈し通常三裂し各裂片は羽状に齒裂す。夏より秋に亙り痩長なる花莖を出し疎穂状をなして先端五裂し各裂片圓形をなせる小形の紫色花を開く。
本屬(Verbena)の花は穂状又は頭状花序に排列し子房は各一種子を有する四個の小片又は室らる。
【藥】 本植物の莖葉を開花時に採取陰乾とし月經不通に飲用す。