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-- クワッシアジユ (1530) --
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西印度諸島に産出する藥用植物にして、喬木或は灌木をなし、三數葉或は二對奇數翼葉をなし、葉柄に翼を有すれども、各小葉は葉柄を欠き、長橢圓形を呈し縁邊平坦なる複葉を互生す。花は紅色鮮麗にして穂状をなし、蕚は五裂して暗赤色を呈す。本花は十雄蕊一雌蕊を有し、花後黒色の石果を星状に排列す。

【藥】 本植物の幹及び枝を「クワツシヤ」木と稱し藥用に供す。本品の皮部は黄灰色乃至黄褐色を呈し、堅脆にして剥離し易く、木部は淡色を帶び容易に破折す。本品には「ジヤマイカ」産及び日本産の二種あり。成分は「クワツシヤ」なる苦味質を含有し、煎劑叉は丁幾として苦味健胃藥に内服する外、人體に無害なる驅蠅藥を製し、或は「ホツプ」の代用品として麥酒に苦味を附するに賞用す。


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