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-- カラバルヅ 加刺抜兒豆(1756) --
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西部亞弗利加原産の蔓性植物にして、葉の下部は木質をなす。葉は三箇の小葉よりなれる複葉にして、概形インゲン豆の葉に似たり。花は暗赤色の蝶形花冠を有し、總状花序に排列す。果實は莢にして二箇或は三箇の扁平なる種子を含む。本種子は有毒性なれども其の味通常の大豆に異らず。叉之れに熱湯を注けば尋常の大豆に於けるが如く一種の臭氣を生ず。

【藥】 本豆は猛毒性分を有すれども、藥用として痙攣を鎭靜し、瞳孔を縮小するに効ある「アルカロイド、フイゾスチグミン」を含有するにより往時より「カルパル」豆越幾斯を製するに用ひ、叉藥用硫酸「フイゾスチグミン」及び「サリチール」酸「フイゾスチグミン」を製する原料に重用す。毒藥に屬すれば貯藏に注意すべきものとす。


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