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-- ケイトウ Celosia argentea 鷄頭・鷄冠(2463) --

大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "ケイトウ")

2463.gif

ケイトウ主として庭園に栽植する一年生草本にして莖高さ二三尺に達し長橢圓形鋭尖の葉を互生す。秋日鷄冠状をなせる花序をなし赤、黄、白色を呈する奇形の花を着く。本花序は兩全なれども小にして明かならず。通常美觀を呈するところは花軸の帶花せるところとす。

【觀】 花色美なるを以て庭園に栽植愛觀す。

(イ)チャボゲイトウ 南京ゲイトウ、髙麗ゲイトウとも云ふ。
(ロ)トサカゲイトウ 一名ヒモゲイトウと稱し花序の形扁大なるものなり。
(ハ)ヤリゲイトウ 一名スギナリゲイトウと稱し花序の形圓錐状をなすものなり。
(ニ)ミダレゲイトウ 一名ヨウラクゲイトウと稱し前種ヤリゲイトウに似て花序の末及び傍方に細枝を出し其の梢各小扇面の如くなるもの出で多く下垂するものを云ふ。
(ホ)サキワケゲイトウ 紅黄の二色交り開くものを云ふ。

【藥】 本植物の莖葉を陰干にしたるものを煎用すれば痔疾に効あり。叉紅色の花を有するものの莖葉を煎用すれば赤痢を治するの効ありと云ふ。

本植物には栽培品種頗る多し、今其の二三を擧ぐ。


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