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-- センダンノキ 棟(1522) --
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一名アフチと稱し、暖地の自生品なれども、叉庭園に栽植する落葉喬木にして、幹高さ二三丈に達す。葉は二回若しくは三回羽状複葉にして、小葉は卵形叉は被針形をなし、縁邊に鋸齒を有するものなれども、時として全邊なることあり。夏日淡靑紫色を呈する五瓣花を開き、圓錐花序に排列す。花後生する果實は橢圓形の漿果にして、長さ五六分に達し黄熟す。

【觀・工】 觀賞用として庭園に栽植するのみならず、木材を採りて建築及び諸器具製作の材料に供する外、左の治療材として賞用す。

【藥】
(イ) 果實は驅蟲藥として特効あり。即ち小兒の蚘蟲には棟の木皮の靑皮を去り、水煮にして其の汁を飲ましむるか、叉鷄卵と共に煮熟して空腹の時に食せしむれば翌日には必ず蟲を下す。

(ロ) 果實の煎用は利尿及び解熱に効あり。

(ハ) 果實を同量の水に混じ、之れを文火にて煮詰めたるものは、ひゞ、あかぎれ、しもやけ其の他一切の皮膚病に特効あり。

本屬には本種の外クサセンダン、タウセンダン、シロバナセンダン等稱する種類あり。


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