亞弗利加「ナイル」河の中域北緯二十四度と十四度との間に位する地方に産出する半灌木にして、葉は偶數の羽状複葉をなし、各小葉は尖卵圓形にして基部不同なり。花は黄色の蝶形花冠にして、花後扁平なる莢果を結び、内に扁壓せる方形の種子を藏す。
【藥】 本植物の葉を「センナ」葉と稱し藥用に供す。本品は瀉下劑として賞用す。藥局方の製劑は複方「センナ」浸、複方「センナ」舐劑、「センナ」舎利別等とす。