衰弱若くは枯死せる立木の皮に側生する硬き菌にして大さ二三寸より時として一二尺に達するものを見ることあり恰も猿が腰を掛くるに適せる樣に附けるを以て此名を得たるものなるべし裏面に無數に存在する圓形の孔中に胞子を生ず。
【藥】 梅樹に生ずるサルノコシカケは煎用すれば痳病に特効あり。