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-- ドクダミ 蕺菜,蕺草(2717) --
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一名ジフヤクとも稱し、稍々陰濕地を好みて自生する多年生草本なり。莖高さ尺餘に達しサツマイモに似たる葉を互生す。初夏梢上小枝を分ち其の頂に白色四片の苞を有し其の上に穂上をなして淡黄色をなせる多數の小花を綴る。莖葉ともに一種の強き惡臭を有す。

【食・藥】 本植物の地下部を食用に供し、全草を藥用に供す。藥用として重なる効用左の如し。

(イ) この葉を以て湯を煮立てて浴すればあせも其の他の皮膚病に効あり。

(ロ) 莖葉共に煎用すれば諸毒を下す効あり。叉驅蟲劑としても効あり。

(ハ) 本葉一匁乃至二匁半を一合五勺の水に煎じて飲用すれば寝小便に妙効あり。

(ニ) 本葉を煎用すれば腫物を散らし或は生葉を焙りて腫物に貼れば膿を吸ひ出すこと妙なり。

(ホ) 本植物の根を一匁程山葵下しにて擂り三回に服用し且つ陰乾したる根二十匁を五合の水に入れ四合に煎じ一日に其の一合を三囘に分服即ち兩劑合せて一日に六回服用すれば痔疾を全治すと云ふ。


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