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-- バニラ (2834) --

ヴアニラ (2834)

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「メキシコ」東部の沿岸に於ける温暖にして濕潤なる森林中に自生する常綠の蔓性草本にして、現今にては熱帶地方の所々に栽培せらる。莖は圓柱形にして葉と反對の處より氣根を出し樹幹に攀昇す。葉は互生し長卵形肉質にして厚し。花は黄緑色にして黄班あり。果實は莢果にして長さ凡そ一尺に達し強き香氣を有す。

【藥】 藥用に供するものは本植物の果實にして、これを「ウアニラ」と云ふ。果實の未だ稔熟せざる前其の黄色の時期これを採集し日光に晒して乾燥せしめ類褐色を呈するに至り貯藏す。「ウアニラ」の重要なる成分は「ウアニルリン」、少量の揮發油、脂肪及び糖分等にして、其の氣味佳快なるを以て調味藥として應用せられ比斯的里、月經不順、萎黄病等に使用せらる。通常は丁幾叉は糖劑として用ゆ。其の主要なる用途は「コーヒー」「アイスクリーム」等に佳快の氣味を附するに用ゆ。


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