濕潤の地に自生する多年生草本にして莖高さ二三尺に達し線條を有す。葉は一回羽状複葉にして三箇の小葉よりなり、或は稀に單葉を混じ莖に互生す。夏秋の候白色五瓣の小花を複繖形花序に綴る。本種は葉腋上にムカゴの如き小球を生じ後脱落して新苗を出す故にこの名あり。