-- マタタビ Actinidia polygama 木天蓼(1310)* --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "マタタビ")
一名ナツウメと稱し、多く山地に産する蔓性の落葉灌木なり。葉は橢圓形尖鋭にして綠邊に鋸齒を有す。六七月の頃葉腋状に花梗を出し白色五瓣にして梢々梅の花に似たる花一個乃至三個宛を常に下向して開く。本種は花時に際し梢々葉のみ白色に變ずる特性あり。花後指頭大にして鋭頭長橢圓形の漿果を結ぶ。
【食】 この果實は盬漬けとして食し、叉藥用に供す。莖葉果實共に猫が好んで食する所たり。
【藥】 果實に熱湯をかけ陽乾にしたるものは疝氣、淋病を治し、疝氣にて腹痛堪へ難きときは此の莖葉を煎用すれば直に癒するものなり。
江戸時代の植物事典 (長野電波技術研究所附属図書館 蔵書)
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
倭名類聚抄
20
木
箋注倭名類聚抄
10
木
和漢三才図会
84
灌木
江戸時代の植物事典 (古事類苑 "木天蓼")
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
倭名類聚抄
20
木
箋注倭名類聚抄
10
木
和漢三才図会
84
灌木
本草綱目啓蒙
重修25
灌木
佐渡志
5
物産