-- ムクゲ Hibiscus syriacus 木槿(1329)* --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "ムクゲ")
一名キハチス叉はハチスとも云ひ。支那、印度、小亞細亞原産の灌木にして人家多く栽えて藩籬とす。莖は高さ一丈許、葉は楔状卵形にして往々三裂片をなし縁邊に齒牙を有す。夏秋の候單瓣叉は重瓣の美花を開く。花色は紫色、白色等あり。蒴及び種子は少しく毛を有す。
【觀】 觀賞として栽培し或は生垣となす。本植物は陰濕地を好むもの故水邊等に植ゆるを可とす。繁殖せしむるには挿木を最も可とし。植替えは春、秋、入梅中何れの時季にても可なれども刈込は夏土用中に行ふを可とす。
【藥】 白花(若し白花無き時は赤花叉は根皮にても可)を古糯米(かきもちにても可)と共に煮熟し一日三回一椀宛食すれば赤痢を治す。
江戸時代の植物事典 (長野電波技術研究所附属図書館 蔵書)
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
倭名類聚抄
20
蓮
箋注倭名類聚抄
10
蓮
大和本草
12
花木
和漢三才図会
84
灌木
江戸時代の植物事典 (古事類苑 "木槿")
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
倭名類聚抄
20
蓮
箋注倭名類聚抄
10
蓮
下学集
下
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大和本草
12
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2
和漢三才図会
84
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草木
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重修25
灌木
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