-- ムクロジ Sapindus Mukurossi 無患子(1392)* --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "ムクロジ")
一名ツブとも云ふ。各地の山林中に自生し、叉は庭園に栽植せらるる落葉喬木にして高さ二丈許に達す。通常十個乃至十六個の小葉よりなれる羽状複葉を互生し、各小葉の基脚は歪形をなせる被針形の長橢圓形をなし、葉柄に互生叉は梢々對生す。六月頃淡綠色の小花を圓錐花叢状に頂生若くは腋生し、花後球状の乾果を結び、中に一個の黒色堅硬の種子を藏す。本属(sapindus)の植物は木本にして葉は通常羽状複葉をなし子房は二乃至四室を有し、各室に一胚珠を含有し、果實は裂開せず種子は假種皮を有せざるものなり。
【工】 材を器具の材料に用ゆる外、果皮の煎汁を洗濯用とし、種子を羽子の珠に用ゆ。
江戸時代の植物事典 (長野電波技術研究所附属図書館 蔵書)
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
和漢三才図会
83
喬木
地錦抄附録
3
江戸時代の植物事典 (古事類苑 "無患子")
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
伊呂波字類抄
毛
植物附植物具
塵袋
2
和漢三才図会
83
喬木
本草一家言
3
本草綱目啓蒙
重修24
喬木
地錦抄附録
3