叉ミツババナ、チヤウジヤノキ、メグロ、コテフノキ、オホミツデカヘデ等の異名あり。多く山地に自生する落葉喬木にして葉柄及び葉身の下面に著しき剛毛を密生す。此葉は三出複葉にして各小葉は長橢圓形叉は稍々歪形をなし、縁邊に少しく鋸齒を具ふ。春日葉と共に白色の小花を繖形花序に着生す。双翅果は極めて大形をなし、各翅は鈍角をなして相離開す。