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-- ミルラ 密兒拉(1526) --
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亞弗利加東北部の海岸「ソマリノ」山中に産出する灌木にして、擴開せる枝條に尖棘を帶び、葉は複葉にして通常三箇の小葉より成り、各小葉は縁邊平坦なるか或は僅かに齒牙状を呈し叢生す。花は小形にして短梗を有し、長橢圓形を呈する四花瓣と、八條の雄蕊及び三瓣に分れたる鈍頭を有する短雌蕊とを有す。花後尖卵圓形にして褐色を呈する石果を結ぶ。

【藥】 本植物の樹幹より自然に浸出せる汁液の乾燥固結せるものを「ミルラ」と稱し藥用に供す。形は不整にして、類黄色、褐色乃至赤色等の不同色を呈し、外面粗糙、破碎面亦不整なり。本品は「ミロール」と稱する樹脂二十八乃至三十五%の外少量の「ゴム」、揮發油等を含有す。

藥用としては氣管枝、膀胱、子宮の諸器官に於ける液の分泌過多に對し、之れを抑制するの目的を以て内容に供することあり。叉通經及び健胃劑として使用する外、外用としては含嗽料に供す。


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