元來舶來の草本なれども往々園圃に栽培せらる。莖は高さ三四尺に達し分岐少く、葉は三箇の小葉より成り、先端の一葉は大形の長橢圓形をなし、他の二箇は微小なる線形をなして相對す。此植物は夜間大葉片の睡眠運動をなすのみならず、夜間は二箇の小葉を以て、晝は大小の葉片共に一種の運動を營むを以て著名なるものとす。
【觀】 觀賞用として庭園に栽植し愛玩す。