大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "ミズバショウ")
往々山間或は沼澤等の水濕地に自生する多年生草本にして葉は芋に似たれども梢々細長く、大なるものは長さ二尺餘り、幅一尺に達し、基脚は短柄相抱を叢生す。一種葉面に淡黒點を有するものあり。
春日綠白色を呈する佛燄花を着生す。