一名ナヨダケ叉シノベダケ等稱するものあり。通常シノダケ等の名あり。林野に多く自生する多年生植物なり。地下に細き根莖を横走し春夏の候多數の新條を出し、これに灰白色の籜を有す。高さ四五尺より二丈餘に達し梢上に枝を分ち、數回分岐して廣被針形の葉を生ず。花を生ぜさるを常とすれども時に五月頃綠紫色の穎花を單穂状に出すことあり。
【觀・工】 觀賞用として栽培し、地上の莖を釣竿、杖、笛等を作るに用ふ。