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-- ラッツカリウムサウ (0115) --
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本植物は歐洲の南部及び西北部に産する藥用植物にしてチシヤと同樣二年生草本なり。莖は直立し下部に毛刺を有す。葉は長卵圓形にして縁邊に鋸齒を有す。此葉は莖の下部にあるものは葉柄を有すれ共上部にある葉は半ば莖を包む。花は黄色にして外縁に舌状花を有し、中心に筒状花を密生す。雄蕊は五個を有し粉嚢によりて癒着し、種子に冠毛を有すること前種に同じ。果實は細小にして紫菫黒色の隆起線を有す。

【藥】 本植物を藥用に供するものは其の帶花季節に至り莖の上端に剪痕を附し之れより浸出する乳液を手指にて?中に拭き取り固結せしめたる後小片に細切し日光に曝らして乾燥せしむるとき、黄褐色或は帶灰褐色にして不整の塊片をなす。其の質少しく堅硬にして内部は淡明なり。特異の臭氣を有し味極めて苦きものなり。之れを「ラクツカリムウ」と稱し藥用に供す。本品は催眠藥叉は鎭痙藥として阿片に代用することあり。


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