-- レンギョウ Forsythia suspensa 連翹(0868)* --
大正時代の植物事典 (大植物図鑑 "レンギョウ")
一名イタチグサとも云ひ主として庭園に培養し觀賞に供せらるる小木本なれども枝條伸長し稍々蔓状を呈するの特性あり。葉は通常三個の小葉よりなるものなれども時として單葉をなすことあり。早春未だ葉の出ざるに先ち黄色四辧の美花を開く。本屬(Forsythis)は前屬と同じく四裂せる合辧花を有すれども本屬の有する裂片は芽中にあるときは回旋状に排列し果實は裂開するものなり。
【藥】 本植物の果實を適宣煎用すれば痳病或は諸瘡を治するに適し叉牛蒡の種子と混じ摺りつぶし貼用すれば瘡傷を治する効あり。其の他此果實は月經を通ずるに煎用す。(使用法注意168頁参照)
江戸時代の植物事典 (長野電波技術研究所附属図書館 蔵書)
書籍名
掲載巻 : Link to Library
掲載箇所 : Link to Index
大和本草
6巻
草部 薬類
和漢三才図会
94巻
濕草