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一昨年のことになりますが、メキシコから新型インフルエンザが
流行りだしたのは、昨年3月のことでしたが、
すでに、何年も前のことのように感じるのは私だけでしょうか。
新型インフルエンザは、北アメリカの養豚場でブタ由来の
A型インフルエンザに異変が起きて、ヒトからヒトへ
感染するようになったと考えられています。
当初、季節性インフルエンザと比較して、高い重症化率と
死亡率を示したためWHOから警戒するように、
通達がでていましたが、しばらくして、適切な管理をすることで、
季節性インフルエンザと同等に扱っても大丈夫だと判断されました。
日本では、ワクチンの製造が遅れたため、
海外の2社と契約してワクチンを購入しました。
その新型インフルエンザワクチンの輸入について、スイスのノバルティス社と
輸入予定だったワクチンの中の未納分、約3割を解約することで合意したそうです。
また、もう1社のグラクソ・スミスクライン社とも3月までに輸入予定の約3割を
解約することで合意し、2社から合計9900万回分、1126億円の輸入契約を
結んでいたそうですが、解約により計273億円が節約できたそうです。
ですが、使われないまま使用期限が切れる、ノバルティス社の1662万回分、
214億円は廃棄されることになるそうですが、使用期限がまだ、1年半残っている
5032万回分、547億円は、この秋以降の流行に備えて備蓄しておくそうです。
ただ、その頃になると国産のワクチンも使えるようになるそうで、
輸入品は使用しない可能性もあるそうです。
ということで、これから輸入されるワクチンの支出額は853億円になるそうですが、
命に関わることですから、仕分け人も勘弁してくれると思います。
ですが、これから輸入されてくる、853億円分が廃棄されることになるようですが、
新型インフルエンザのワクチンですから、他の利用方法はありません。
またまた、これから新型インフルエンザが流行する気配もありません。
ではまた、広報担当サマンサでした。
北海道から、雪が降った、と冬の便りが届きました。
一日に、200人ほどの患者が訪れる病院で、
インフルエンザの予防接種をする人が、この頃、50人ほどいるそうです。
私も人に迷惑をかけないように、また、自分の安全を考えて接種しました。
最近の予防接種は注射針が細くなったのか、看護師さんの技術が良くなったのか、
あまり、痛くありませんでしたが、財布の方が痛い金額でした。
まあ、金額以上の効果を期待したいと思います。
一方、長野県はまだ、本格的な冬に入る前ですが、来年のスギ花粉の予報がでました。
来春のスギ花粉の飛散量は今年に比べて、2倍以上になる地域がある、と、
日本気象協会から発表されました。
今年、2008年の夏の気温が高く、降水量が少ないほど、
スギの花芽が育ちやすくなるためとのことで、
夏の暑さが厳しかった地域ほど、飛散量が多くなるそうです。
スギ花粉症に効果があるワクチンはあるでしょうか。
アメリカでは、数百万人の人が秋のブタクサの花粉症に悩まされているそうです。
春から秋まで、色々な植物に効果があるワクチンは、まだ、発売されていないそうですが、
医学関係者から、2、3年後には発売されるとの情報もあります。
ブタクサの花粉アレルギーのある23~60歳の被験者25人を対象に、
臨床試験を実施し、ブタクサ花粉の飛散シーズン前に、14人に新しいワクチンを、
残りの11人に偽薬をそれぞれ1週間おきに、計6回注射した後、
鼻水、くしゃみ、涙目などの症状について詳細に追跡したそうです。
この結果、ワクチンのグループでは花粉シーズン中のアレルギー症状に、60%の減少が
みられ、さらに翌年、ワクチンの追加がなくても引き続き症状の軽減がみられたそうです。
このワクチンは、ブタクサ以外の花粉アレルギーには効果がみられなかったそうです。
このワクチンは、数年後に市販できる見通しとのことですが、
これは、アメリカでの研究報告ですから、
日本での研究は何処まで進んでいるかは分かりません。
スギ花粉に続き、ヒノキ、シラカバ、スズメノテッポウ、カモガヤ、
ホソムギ、ハルガヤ、ブタクサ、ヨモギ、ナカムグラ、と
春先から秋まで花粉症の要因である植物が猛威を振るいます。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、今、アメリカで進んでいるブタクサのワクチンが発売されると、
一回数万円で、6回接種が必要とのことで、花粉症の治療には、
かなり高額の費用がかかりそうです。
日本では、花粉症に効果のあるワクチンは、無いのでしょうか。
薬屋さんにお願いがあります。
お財布もアレルギーを起こさない薬の開発をお願いします。