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秋山記行には、鈴木牧之が秋山郷を訪れた、文政11年(1828年)に、
疱瘡があった村から来た人は入るなと書かれた、立て札が、
村の入り口に立ててあり、しめ縄が張られていたと書かれています。
また、家族が疱瘡にかかった家では患者を山奥に連れていき、
小屋がけをして、置き去りにしてきようですが、お金持ちの家では、
疱瘡にかかり、顔や体にあばたができている人を
里から頼んできて、疱瘡の人の介護をしてもらったそうです。
この頃すでに、疱瘡にかかって、直った人は免疫があることを知っていたようです。
口蹄疫に悩まされている宮崎市の宮崎神宮では、口蹄疫終息祈願祭が行われたそうです。
本殿で、巫女さんが舞を奉納し参列者が玉ぐしをささげ、終息を祈ったそうです。
宮崎県の神社庁では県内650ヶ所の神社にも祈願祭の実施を呼びかけたそうです。
県下一斉の祈願は珍しいとのことですが、気持ちが伝わってきます。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、ジェンナー(1749~1823)が種痘を発見したのは1798年ですが、
秋山郷でも1828年に疱瘡の免疫を知っていたのは驚きです。
そうそう、ウチには疱瘡の神様の祠があります。
頭の中では、日本の医療技術を用いることで、簡単に防疫が可能だと
思っていましたが、まだまだ、終息しません。
口蹄疫の感染疑いが明らかになった宮崎県都城市では、発生農場の牛の埋却や
畜舎消毒など一連の防疫処置が終了したと発表がありました。
都城市によると、防疫処置には、職員290人を動員し、事前に作業マニュアルを
作成していた内容に基づき、発生確認から約10時間後に全頭殺処分とし、
23時間後に埋却という迅速な対応が行われたそうです。
殺処分から3週間に終息宣言した、えびの市を目指するとのことで、
これらの方法は、えびの方式と呼ばれているようです。
都城市では、肉用牛約7万頭、豚約40万頭が飼育されているそうで、
ともに出荷額が、2006年には全国の市町村で1位だったそうです。
防疫学の専門からは、宮崎県の感染ルートは飼料の買い入れ、家畜の販売、
排泄物の移動、子牛や子豚の売買など畜産業者の訪問や移動、また、
畜産農家の生活のための移動など、車の往き来を上げていますが、
風や昆虫や鳥による感染も考えられるとのことです。
蠅や蚊や蟻など昆虫を車で運んでしまうことはしばしばあります。
都道府県では、えびの方式をマニアル化していると思いますが、
早い発見、早い全頭殺処分、早い埋却が基本のようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、こうなると道路を封鎖して、関係者だけでなく人や車の移動も
制限した方が良いようです。
明日は、長野県に上陸するかも知れません。
昨年の今頃は、新型インフルエンザで世界中が緊張していました。
結局、あの新型インフルエンザに振り回された感じがあるのですが、
新型インフルエンザを防ぐための予防策が当たり、季節風インフルエンザの
大流行も防げたようです。修学旅行を中止したり、たくさんの人が集まるイベントも
取り止めたり、縮小されました。このため、航空会社や旅行会社やホテルや旅館の
減収に繋がりました。
今、宮崎県で、家畜の伝染病、口蹄疫に感染した疑いのある家畜が
国内で10年ぶりに確認されてから3週間が経過しました。
発生農場が105ヶ所に増え、処分の対象となる牛や豚の累計頭数は
5月14日まで、8万頭以上に及んでいるそうです。
10年前の被害は処分した牛が35頭だったそうですが、
今回、被害が拡大した理由の一つとして、宮崎県は畜産農家が密集する
地域で発生していることを原因として挙げているそうです。
被害が多発している、川南町では既に、町内の半数以上の豚が処分対象となり、
牛も半分に迫る勢いとのことで、処分後の埋める作業は自衛隊の協力を
得ているそうですが、全体の約半分しか完了していないそうです。
私には、数値が大きすぎて損害額を計算できないのですが、
処分されてしまうと、畜産農家は少なくても2年間は収入が無くなります。
畜産農家の気持ちが良く分かります。
3、4年前には鶏インフルエンザの発生が確認されましたが、鶏インフルエンザは
空中から、鳥によって運ばれてくるため、隣の養鶏場からも、他県からも、
大陸からもウイルスが運ばれてくることがあるそうで、対策がさらに難しいようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、宮崎県では口蹄疫に感染した種牛の処分もおこなわれているそうで、
種牛がすべて処分されると、種牛を育成するのには7年かかるそうです。
当然のことなのですが、インフルエンザやウイルスの対策には、複数の場所で
育成させておく必要があります。
我々IT産業も、もしもの場合に備えて複数の場所に、データ保存をする必要があります。