HOME ▶ サマンサ日記
長野県では、ほとんど毎日、クマ出没の話題が続いています。
ウチの近くのリンゴ畑でもクマを発見したそうですが、
人を見て、山に逃げ去ったため被害はなかったそうです。
この他、長野県内では、小学校の近くにいたとか、住宅の隣で寝ていたとか、
木に乗っていたとか、柿の実を食べていたとか、農業用倉庫にいたとか、
話題が続いています。クマは発見されると射殺されてしまいます。
先日、トキの野生復帰に向けて3回目の放鳥が始まったそうです。
今回、放鳥されたトキは14羽で、その内6羽が佐渡の野生訓練用、
順化ケージから飛び立ったそうです。放鳥口を日の出から日没にかけて
開けておき、自然な形で旅立ちを促す方法を取っているそうです。
昨年、2度目の放鳥では29羽が自然に戻り、産卵までは良かったのですが、
雛は孵らなかったそうです。続いて、今年は、0~5歳の14羽を放鳥し、
自然下での繁殖を目指すそうです。ところが、最初にケージを飛びたった
2歳の雄が山中でハヤブサに追われたが、追撃を振り切り、
その後、木に止まっていたそうで、ケガはなかったようだとのことです。
襲ったハヤブサは、行方不明でお咎めはないようです。
それにしても、トキが自然界に帰り、自然界で繁殖するまでには、
いろいろな問題があり、またまた、時間がかかりそうです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、野生訓練用ゲージでテンがトキを襲う事件がありましたが
あの時のテンもお咎めはなかったようです。
コウノトリの郷公園で実施している、コウノトリの野生復帰事業で放鳥された
約85%のコウノトリが公園の餌に依存している実態が明らかになったそうです。
コウノトリの郷公園では、餌が少ない冬場でも、毎日、決まった時間に、
餌を与えているため、放鳥されたコウノトリは確実な餌場として利用しているそうです。
コウノトリの郷公園では、コウノトリが生息しやすい環境にするため、
無農薬や減農薬で、米などを栽培して、コウノトリが生息できる農法の農家が増えて、
現在の面積は約250haになり、カエルなどの生物が多数生息し、
放鳥されたコウノトリの餌場に、十分対応できるそうですが、
自力で餌捕りをしているコウノトリは、2羽だけだったそうです。
コウノトリの郷公園では、餌を捕って食べることができないのではなく、
餌を捕ろうとしない状態にあるそうです。
決まった時間に、餌を与えるのではなく、餌場には、お休みの日があると、
自然界で生きていけるようになると思います。
放鳥されていない、コウノトリも自然界では、餌が少ない日や餌が無い日が
あることを学習してから放鳥する必要がありそうです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
野生に戻すということは、どのようなことかは十分理解しています。
それに、放鳥する前にも、一年間以上の訓練をしたことも知っています。
ですが、今、新潟は冬です、カエルは冬眠してしまいましたし、
ドジョウやフナなどがいる、餌場の水田には
雪が積もり、氷も張っていますし、また、外敵もいるそうです。
先日、佐渡市で放鳥されたトキ10羽のうち1歳のメス1羽が
死んでいるのが確認されたことを受け、新潟県と佐渡市は、
環境省に対し、温かい対応、を求める要望書を提出したそうです。
新潟県環境企画課の発表によると、
環境省トキ野生復帰専門家会合での、冬季間も原則的に餌をやらないことを
決めたことの見直しを求めているそうです。
要望書は、泉田裕彦新潟県知事と高野宏一郎佐渡市長の連名で、
トキの死に県民、市民は心を痛めていることを報告し、
環境省の方針について、県内では非情との見方があることを伝えたようです。
当初、想定していなかったことが生じていることからも、
放鳥トキに温かい対応が取れないか再考して頂きたい、と訴えています。
トキにとっての温かい対応とは、どのような方法がよいのか分かりませんが、
トキが野生に戻ることを望んでの放鳥ではなかったと思います。
野生に戻すとは、どのようなことなのか我々は十分理解していますが、
天気予報によると新潟県は明日からまた、雪が降るそうです。
新潟県民でなくても、心が痛みます。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、トヨタ自動車では、業績悪化を理由に契約延長を認めなかった
期間従業員に対して、契約満了後も最長1ヶ月間は
会社の寮に住み続けることを認めたそうです。
これは、当面の住居を提供し、
再就職活動を円滑に進めてもらうことが狙いとのことです。
このような、段階的な方法を考えても良いのではないでしょうか。