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ソ連のガガーリン宇宙飛行士が人類で最初に宇宙を飛んだ時の言葉です。
ガガーリン宇宙飛行士が宇宙を飛んだのは、1961年で間もなく50年になります。
地球は青かった、とは過去形のようにも取れるのです。
地球温暖化対策では、後進国のアメリカでは
再生可能エネルギー導入が、ようやく始まるそうですが、
それは、失業対策のようにも感じてしまいます。
アメリカからのニュースによると、ロサンゼルスから北に180㎞にある、
モハベ砂漠に約5000基の風力発電装置の実験を行う、
アメリカで最大のウインドファームがあるそうです。
アメリカの風力発電能力は、2008年にはドイツを抜いて世界一となったそうですが、
発電量はアメリカ全体の1%強とのことで、オバマ大統領は2030年までに
これを20%までに高める方針を明らかにしたそうです。
これが実現すると2030年までに1990年に比べて
35%の温室効果ガス削減になるそうです。
ただ、風力発電や太陽光発電の最大の欠点は
火力発電や原子力発電と違って
天候次第で突然出力が落ちることもあり現状では、利用出来る
風力発電や太陽光発電は20%程度までと考えられています。
また、アメリカでは国を挙げて温暖化対策を始めたわけではなく、
経済界には相変わらず、慎重論が根強く、また、世界一の埋蔵量を誇る
石炭の関連業界からも石炭こそが国力を支えてきたとする声も多いそうですが、
アメリカ政府は、石炭を使うことは
新たな雇用を生むことは少ないと考えているようです。
今、世界人口の約半数の人々が薪で煮炊きを行っています。
薪は再生燃料です。
その上、薪は新たな雇用を生み出します。
地球は青かった、ガガーリン宇宙飛行士が
人類史上初めて宇宙を飛んだときの言葉です。
過去形にならないようなエルネギー消費を考える必要があります。
それに、石炭は灯油と同じで再生燃料ではありません。
ではまた、広報担当サマンサでした。
東京都中野区から、茨城県常陸太田市に風車3台を設置して
風力発電所を計画していると発表がありました。
中野区は長期的な地球温暖化対策に取り組み、
風力発電所はこの一環とのことです。
独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構によると、
自治体が別の地域に風力発電用の風車を建設するのは、
全国で初めてとのことです。
このような場合、設置する自治体が費用を負担し、
設置場所を提供する自治体から雇用して頂くことなどで、
双方の自治体に利益があります。
中野区によると、風車を設置する場所は、
常陸太田市の標高約800mの山林で、
2013年の運用開始を目指すそうです。
ここでは、平均風速5~6mで、年間約1000万kw/hの発電が期待でき、
東京電力へ売却することになっているそうです。
中野区で使用する電力は、中野区内で発電するのが、一番良い方法なのですが、
設置場所の土地の価格や広さや安全性や何より、風力を考えて、
常陸太田市が良いと云うことになったものと思います。
電力の場合は、中野区が設備費を負担して、常陸太田市に設置し、
設置場所で電力会社に売却することが出来ます。
消費する場合は、中野区で電力会社から購入出来ますから、
送電線などを設置する必要もなく、費用もかからないことになります。
また、茨城県常陸太田市にも、固定資産税とか、雇用が見込めるとか、
あるいは、景観が良くなるとか、メリットがあるものと思います。
その上、契約によっては電力も頂けるかも知れません。
計画中の常陸太田市の発電量は、中野区役所本庁舎の
年間使用量の3倍に匹敵するそうです。
環境に負荷をかけず、自ら設置した発電所で電力を賄うことができます。
田舎の安い土地を利用して、風力発電所を設置することで、
僅かながら、田舎と都市部の格差が減る可能性もあります。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、只今、田舎では、強風の場所を探してお待ちしております。
風を利用して発電する風力発電は、
風が問題なのは分かっていましたが、
風車が強風で破損したり、落下したり、風車を支える鉄塔が
倒壊するなどのトラブルが相次いでいるそうです。
風車の多くは外国製で、日本の気候に対応できない、と指摘されています。
風力発電は1980年代末から1990年代初めに導入が始まり、
ここ数年間で急速に設置されてきました。
独立行政法人新エネルギー、産業技術総合開発機構の調べでは、
2001年度に設置されていたのが、434基だったそうですが、
2006年度には1314基と3倍以上なったそうです。
この普及に伴い、トラブルが増えているそうです。
2008年1月には、北海道室蘭市が所有する風力発電所で、
ブレード1枚が落ちているのが発見され、ニュースになりました。
グラスウールの強化プラスチック製で、長さは26.8mで重さは4tとのことです。
ブレードにすすが付いていたことから、落雷が原因と見られているそうです。
雷の外、強風が原因で設備が壊れる例もあり、
岩手県で開業した風力発電所、釜石広域ウインドファームでは、
2005年2月、風速40mを超える吹雪と雷で3基のブレードが壊れたそうです。
ここでは、開業直前にも、2基のブレードが折れたそうで、
開業わずか、3ヶ月で43基の内5基が壊れたそうです。
また、2007年1月にも、青森県東通村の風力発電所、
岩屋ウインドファーム発電所で高さ、68mの鉄塔が倒壊し、
基礎の鉄筋コンクリート部分が破損し、
根本から倒れていたことから、関係者に衝撃が広がったそうです。
さらに、2003年9月には、沖縄県を襲った台風14号では、
宮古島にある風力発電用の風車が、風速60mまで耐えられる設計だったそうですが、
鉄柱部分が根本から折れて、ニュースになりました。
今、日本では、75%が外国製を使っているそうですが、
海外では、日本のメーカーに注文が集中しているそうです。
水力発電所のダムのように、台風のエネルギーを溜めておいて、
発電することが出来ると良いのですが、非常に難しい問題です。
今後は、気象学が進んで、台風をコントロールできるようになると思います。
それまで、風力発電は風任せと云うことにしておきます。
ではまた、広報担当サマンサでした。