HOME ▶ ユクフムの摘み草料理でエコロジー生活


PICT0177.JPG
グリーンカーテンとして栽培中のゴーヤ。豊作で採りきれない。

そうすると、熟して、黄色くなり、破裂してしまうゴーヤで出てきてしまいます。

話には聞いていたんです。熟したゴーヤの種につく赤い果肉は甘いのだと。沖縄の小学生は、帰りにつまみながら帰るとのこと。

あの苦いゴーヤ。にわかには食べられずにいたのですが、ついに手がでてしまう。

まずは、全然苦くない。そして、確かにほんのり甘い。種の表面についた赤く熟した皮の様な物。長野で言えば、桑の実をつまんで帰る小学生と同じなんだと、しみじみ思う。

食感が柔らかすぎて、すこし慣れないのだけど、時期であったり、冷やしてみたり、より美味しく食べる方法があるのかもしれません。

実の苦さからは、印象の違う食べ方があったものだと、あらためてゴーヤの奥深さに感心しました。

当ブログでは、さまざまな果物も実験農園で無農薬栽培しています。アンズや桑の実、梅、イチゴ、ラズベリー、イチジク、柿など、思いつくだけでも、多くのものがあります。(桑の実は、他の栽培が少ないため、ジャム作りについて良く紹介しておりますので参考いただけば。)

数時間かけてジャムを煮詰めます。とても焦げやすいので、三時間手を動かし続けるのは今期が必要です。.最近は、集中できないので、一週間ぐらい、暖めては冷まし、毎日火を入れてようやく完成します。

苦労してジャムを作る理由の一つは、こうして作ったジャムは、販売しているジャムとは、似て非なる、全然別物のものができあがるということです。手作りをした自己満足とかではごまかし切れません。

市販のジャムには通常、増粘剤としてペクチンが加えられています。ドロドロしているけど水分が多く残っています。だから、冷凍庫入れると凍ってしまう。味も薄い。

私のジャムが目指すところは、冷凍庫に入れても凍らない濃さ、濃度のジャムを目指します。これが、ちょっと気を抜くと失敗してしまう。マグマのように煮立つジャムは、飛び跳ねて容赦なく、手についてきます。両手に沢山火傷しながら作る。それがジャム作り。ジャムという料理なのかもしれません。

苦労しても、美味しいものができると分かっていると、食べさせたい人がいると、手が抜けません。
ここまで聞いたら、写真のジャムが美味しく見えてくるでしょうか?

凍らないので、冷凍庫のフリーザーバックから、そのまますくって、パンに塗ることができます。長期保存も万全なんです。

PICT0165.JPG

長野県の売木村。摘み草の里としても知られていています。
山菜や雑穀の栽培が積極的で摘み草が浸透し村です。そもそも、江戸時代は摘み草で暮らすしかできなかったわけですが。

今、雑穀を取り入れたくても、収量が少なく、農業として成立しにくい。結果として、中国から輸入品であることも多い。その中で、付加価値のある商品として、国産雑穀の栽培が行われています。

その中でも、お菓子やスイーツに向いた雑穀として、餅粟もちあわや、このタカキビが増えているそうです。

この饅頭は、タカキビまんじゅう。タカキビによってピンク色の皮。食感はもちもちで、通常のおまんじゅうと遜色ありません。タカキビの風味は少し弱いかもしれませんが、中の小豆も丁寧に作られていて、上品で美味しいお菓子になっています。売木村の名物の一つです。

DSC_1165.JPG

DSC0403.JPG
「柿が赤くなると、医者が青くなる」柿を食べていると、ビタミンが良く供給され、風邪を引いたりしにくくなることは、昔から言われていることです。

このブログでも、柿について、多く記事を書いているのも、この果物がとても人に有用な植物な証拠。
生で食べても、干して食べても、さらに柿渋は、江戸時代から続く、防腐剤として、染め物にも建物にも使われる素晴らしい品種です。

摘み草を実戦している我が家の庭には、7本の様々な種類の柿が植えてあります。
桃栗三年柿八年。柿は実るまでに時間がかかりますが、それも、ご先祖さんの配慮によって、今、ありがたく食べられるのです。

11月の霜が降りる季節。干し柿作りが始まります。最近は、温暖化で、干す日取りにはとても気を遣うようになりました。暖かい日が続いてしまうと、干し柿に青カビがついてしまい、失敗してしまうのです。
DSC0415.JPG

干し柿を作っていると、一足先に熟した実が残ってしまいます。傷や鳥のつつき跡、その他の条件でそのようになってしまうのですが、綺麗に皮を剥くことができないので、干せずに残ってしまいます。こういった柿は、箱に並べ、寒い場所に置いておくことで、ふにゃふにゃゼリー状の熟し柿にするのが一般的です。(できるだけ捨てたりしません。)

この十分に柔らかくなった柿は冷蔵することで、素晴らしいデザートになります。それが柿シャーベット。

かちかちの柿を室温に置くこと30分。急速に解答されて食べ頃になります。特に、この柿の品種は種なしなので、とても食べやすい。さくさくととろとろの二つの食感に、濃厚な甘さが広がりとても美味しい。干し柿も、高級和菓子の様な味わいになりますが、シャーベットは、スイーツの中でもとびきりの一品になります。

元々渋柿なので、皮の部分が渋いことがあります。食べるときには、皮を取り除いた方がよいかもしれません。


禅や、精進料理は、摘み草料理の先の洗練された存在なのかもしれない。

だから、古いお寺を巡る中に新しい発見がたくさんある。

 

萬福寺で見つけたのが、蓮の実を使ったお菓子。実自体は、マメのような食感で味はとくにないのだけど、葛粉のゼリーにあんこも浮かび、それが合わさって、とても美味しいお菓子でした。

TS3E5858.JPG

ハスの栽培には、池が必要なんだけど、お寺の中には深い水のたまる鉢でいくつもおいてあった。

セリの栽培で行っているバケツ田んぼの要領でできるのかもしれない。花は綺麗だけど、ちょっと食べる量が少ないかもしれませんね。

バケツ田んぼは、連作障害も起こりにくいし、水分が大量にあるので、水切れも起こしにくい。だから、育てやすい手法かもしれません。

アンズの砂糖漬け。亡くなった祖母が、大切そうに取り出して、私に食べさせてくれたもので、好物の一つですが、一般的に、一度先に塩漬けして、1ヶ月ほどつけ込んだ後に、塩抜きし、改めて砂糖漬けするのだそうで、かなりの時間がかかります。

ジャムもいいのですけど、生でも食べられるこの果実は、ぜひ、食感を活かしたほうが美味しいという物。

そして、もっと気軽に砂糖漬けできないかと、いろいろと試しているところです。 

2012年のアンズは、長野市が特別雨が少なく、実は少し小さめで、赤く少し日焼けが進んだ出来ですが、昔からの品種のアンズは立派に実をつけてくれました。

過程

・アンズを割る-割って種を取ること。アンズは果実と種が離れ安いし、実が柔らかく手でも割れるのだけど、手で割ると断面がでこぼこで、どうも煮くずれやすくしまうよう。

そこで、洗ったアンズの凹んだところ。おしりの割れ目に包丁を当てて、くるっと切れ目をいれて、割ります。 TS3E5754.JPG

・容器の準備-ガラス瓶などに、焼酎を少量とり、蓋をして振るい、容器を殺菌します。

・湯通しする-大きめなお鍋にお湯を沸かし、アンズを湯通しします。一度に10個ほどを鍋に入れて、15秒ほど数えたら、鍋から取り出します。殺菌のねらいと、火を少し通すことで、塩漬けの代わり、つけ込みやすくします。1分を超えてしまうと、火が通りすぎて皮が向けてしまうので、この時間は経験で考えた時間です。

・砂糖をまぶす-タッパーなど蓋のできる容器に砂糖を150gほどいれ、火を通したアンズをいれ、容器を振るって砂糖をまぶします。アンズのお湯を切るようにしてください。それでも、段々砂糖に水分が入ってきたら、アンズに絡めるように混ぜ、砂糖がシロップの様に緩くなったら、保存容器に流し込み、また新たな砂糖を加えます。200gほどで大体1kgほどのアンズに砂糖をまぶすことができると思います。 TS3E5756.JPGこの量は、保存には少し糖分が少ないので、冷めたら冷蔵庫で保存するようにしてください。

大量にアンズがある場合には、シロップ煮の方が早くできますが。

・容器に入れる-砂糖にまぶしたアンズは、丸い方を下側にして容器に並べていきます。反対にしてしまうと、空気が残って液がつかずに傷んでしまうことがあるので、注意です。

TS3E5758.JPG・液が上がってくる-漬け物には共通ですが、糖分によって果実から水分がでてきます。果実全体が浸かるぐらいが理想。液が足りない場合には、時折容器をひっくり返ます。一晩たって、ずいぶん液が上がってきました。

 

TS3E5760.JPG・2週間つけ込みます-アンズは生でも食べられるのですぐにも食べられますが、甘さがなじむに、このぐらい時間を置くとよいです。開封後は、早めにたべてください。

 

TS3E5231.jpgクリスマスにちょっと早いですが、ケーキを作りました。

 

ケーキに必要な材料は、牛乳とレモン果汁と砂糖だけ。しかも、火を使わなくてもできたりします。その意味では、ケーキとしては凄く簡単なのかもしれません。

作り方は、

牛乳を1リットル。小鍋に移して加熱します。(酵素反応には30℃ぐらいまで暖めた方が良いためです。理屈上は、量が少なくなるかもしれないけど、冷たいままでもできます。)

暖まったら、レモン果汁を約200ml加えます。このぐらいの量を加えれば十分に分離します。白いカッテージチーズ。フレッシュチーズともいえるものと、透明な乳清、ホエーに分かれます。

ザルにキッチンペーパーを二重に敷き、ここに鍋の中身を流し込み、濾過します。一度にたくさん流し込まず、少しずつ濾過した方が良いでしょう。

全部をざるに移したら、30分ほど水切りします。水切りの時間によってケーキの堅さが決まります。

※追記 キッチンペーパーを重ねすぎると濾過時間がかかる場合があります。一度に濾過しようとすると目詰まりして時間がかかることがあるので、最初はお玉で様子をみながらの方が、結局早いです。牛乳500mlぐらいはまとめて作った方が良さそう。量が少ない場合にはコーヒーフィルターが便利。チーズの量は、季節や牛乳の品質によってずいぶん変わるので、銘柄を選んで作るのもおもしろいです。

チーズをボールに移し、砂糖100gを混ぜ込めばできあがりです。塩を適量まぜれば、トーストにもおすすめです。

以前は、砂糖の代わりにジャムを混ぜたものも作りましたが、もう少し、ケーキらしいものを今回は目指してみました。

秋に収穫して凍らせてあったラズベリーを鍋にかけて、砂糖を加えてソースを作ります。もう少し、余裕があれば、先にソースを作って凍らせておけば、見た目をもう少しきれいにできたかもしれません。

ジップロックコンテナにソースを流し込み、チーズを押し込み、冷蔵庫で寝かして整形しました。

後はプリンの要領で、食べる前に容器をひっくり返して、お皿に落とします。

とても濃厚なので、だいたい、これで6人前というところです。

もう一つ、ビスケットなどを土台にして、切り分けやすくするのも、工夫かもと思いました。

この砂糖の量は、甘さ控えめで、その上のラズベリーの甘酸っぱさが最高にあいます。素朴な感じはしますが、とても美味しい立派なケーキになりました。もう少し、形を良くする工夫ができればいいですが。

TS3E5227.jpg

 

 

TS3E5101.JPG昔から、実生の柿は、性質が変わるから、良い品種ができることがないと聞かされてきたが、その印象は最近変わりつつある。

というののも、敷地内にある実生の柿の木が、それぞれに面白い性質を持っているからだ。

桃栗三年柿八年と言うように、確かに、実が付き始めるまでには時間も掛かるし、それが望むものかどうかも解らない。ギャンブル性が高いのは、あるのかも知れない。

今、発現している性質は、

・残暑の残る9月のうちに熟しはじめる早熟の甘柿

・鈴なり、規則正しく並んで沢山の実をつけ、今にも枝が折れんばかりの柿(まだ味見してない)

・形がボコボコして、必ず悪くなるけど、とにかく重量がある甘柿

・うちにある渋柿に近い形をしているのに、全品の甘さをだす甘柿もできた。

親は同じようなもののはずなのに、こんなにも、違う物なのか。とにかく不思議でしょうがない。それに、甘柿は比較的少ないはずなのに、比率も多い。

虫に強く、農薬も必要とせず、充分な実をつける。摘み草の中でも、とても優秀な植物です。

今しばらく、見守って、このそれぞれの柿の活用法を考えたいと思っています。品種登録もできそうなものもあるかもしれませんしね。

TS3E5077.jpg

 

TS3E4938.jpg

プルーンは、虫にも弱く、なかなかデリケートな果物だ。

2011年の夏の陽気は、プルーンが実をつけるには良好だったようだ。例年の倍ちかく実がなったらしい。しかし、糖度が上がってこない。そして、台風の影響による雨。実は、水分をとりすぎてしまい。大味になり、さらに、割れてしまう実が続出してしまったとか。

熟度もすすみ、収穫時期があまりずらせないのも災いして、近所の農家さんから、沢山のお裾分けを頂くことになった。

確かに、甘さも控えめ、薄まってしまった印象はあるけど、それでもほんのりとした甘みで食べられます。

ただ、収穫したてでも、傷みが進みやすくクール便で、さらにお裾分けを試みるも、大半はジャムにしないと食べるのに間に合わなかったとか、傷みが早く扱いがむずかしいというのも、困ったものです。

 

 

TS3E4761.jpg農家さんに最高のトウモロコシを送って頂きました。粒が揃っていて、大きく、張りがある。非の打ち所がありません。

そして、このとうもろこしを美味しく食べる方法を合わせて教えて頂きました。

・お鍋はできる限り大きなものにする

・塩は2掴み/5リットルほどくわえてお湯を沸かす

・7分茹でる。

・水にはつけない

・常温に冷えたら食べる(丁度、全体に火が通る茹で時間らしい)

・キンキンに冷やしても美味しい。デザート感覚になるほど甘い

 

この塩の多さが気になっていたのですが、その他になにもかけず、甘さをより引き出すための塩気がその理由だったみたいです。おいしいです。

他のトウモロコシでも近い味になる物なのか。また、試してみないといけませんね。

 

とうもろこし (フレーベル館だいすきしぜん たべもの)
麻生 健
フレーベル館
売り上げランキング: 475389

 

TS3E4725.jpg植え付けから二年が過ぎ、ようやく僅かですが収穫ができるようになってきました。

この木の実が赤く色づくのが楽しみで仕方がありません。

 

大型の桑の実ララベリーは、どうしても大味で、ジャムど加工が不可欠ですが、古くから利用されてきたラズベリーの持つ甘酸っぱさは、ほどよく。いつか、ラズベリー100%のジャムを作れたらいいのにと願わずにはいられません。

ただ、この品種は、秋にももう一度収穫できます。種からの発芽定着率も比較的高いので、効率よく増やすことができれば、それほど遠い未来では無いのかもしれません。

また、茎にある細かいトゲは垣根に仕立てても良いのかもしれませんね。

ラズベリー、ブラックベリー (NHK趣味の園芸よくわかる栽培12か月)
國武 久登
日本放送出版協会
売り上げランキング: 82366

 

TS3E3881.jpg
写真はペパーミント50本の束になります。

摘み草を試験している農場から、発送前に収穫し、フレッシュミントを販売いたします。

ご注文はフォームをご利用ください。まだご不明の点ありましたら、右上問い合わせより、メール等で連絡ください。

(2013.6.27 追記、15本、モヒート15杯、ミントティー約5回分、ミント風呂2回分のお手頃サイズ、クール便の送料込み1290円のパッケージも始めました。下記写真の用にボール紙による筒状の梱包です。関東、中部の方に郵送いたします。軟弱野菜ですので、受け取り可能な日程もあわせてご連絡ください。)

 

 

TS3E4665.jpg取り立ては香りが違います。初夏から秋までのミントが元気な期間、継続して商品をご用意致します。栽培量は限られておりますが、ほかにもいくつかの品種を栽培しております。ミントがなくなり次第販売を終了致します。

昨今、無農薬で安心してお使い頂けるミントは、昨今なかなか手に入りません。

長野からクール便にて発送いたします。中部・関東は翌日到着します。(予期しない理由で、遅れる場合があります。また、余裕を持ってご注文ください)

 

用途

ミント風呂などにおすすめ致します。東京の銭湯でも使って頂いております。現在、家庭向きの少量で手頃なパックを準備しております。フレッシュミントティーや、モヒートなどの料理にもお勧めです。

 

種類

・ペパーミント-メントール系の香りで、すぅーとします。むしむしする梅雨時や、暑い夏場におすすめです。

・スペアミント-カルボン系の落ち着く香りが特徴です。大きく幅広でつやのある葉です。

・アップルミント-スペアミントの仲間で、青リンゴの香りにたとえられるミントです。6月ごろの成長がもっとも早い品種です。

 

 梱包と発送

 ・梱包の様態は、一束ごとにビニタイで括り、厚手のビニール袋に入れます。

・写真のダンボール箱に入れて配送致します。

・発送は佐川急便にてクール宅急便でお送り致します。一箱あたり、2束まで同梱できます。

・送料は関東・中部・北陸が1000円、関西・中国・東北・九州が1500円、北海道2000円になります。

 

TS3E3859.jpg 

注意事項

・ご要望の品種の数がない場合には、一部違う種類のミントをお送りする場合があります。

・生物ですので長さはそれぞれ異なります。基本的な長さは30cmで刈り取ります。季節によって基準の長さに及ばない物もが含まれる場合があります。

・ミントは害虫が付きにくい種類ですが、無農薬のため混入してしまう可能性があります。虫、虫食いの葉や黄色い葉はできる限り取り除きますが、注意いたしますが、ご了承下さい。

・お使いの際には、一度、濯いでからお使い下さい。発送前に刈り取りして梱包致します。

・切り口が湿るように工夫致しますが、届きましたら花瓶などに入れて水を吸わしてください。

・良く成長した大きいものの場合には茎が折れないように注意しますが、折り込んで梱包します。

・軟弱野菜ですので返品には対応致しません。

 

以上をご了承の上で、ご注文願いします。

 

その他にミントやハーブの苗、多肉植物や食べられるサボテンの子株を扱っております。

 

 

 

 

TS3E3423.jpgおいしい料理の条件というのにも、いろいろあると思いますが、自分で作っただけでおいしいということがあります。

その手間が、気持ちを変え、もちろん、一番自分を知り抜いた本人が好みの味付けをするのですから、当然といえば当然です。まあ、他人から見たら、その料理がおいしいかどうかは疑問で、もし、栄養バランスや変化に乏しいのは、料理人としては、まだまだということなのかもしれません。

 

一ヶ月半ほどでしょうか。包丁で一つ一つ、皮を剥いて、干しておいた渋柿が干し柿として完成しました。この期間、比較的雨も多く、暖かめだったので、唯一、青カビで失敗するかもしれないと危ぶんでもいたのですが、そこは、自然の力。案外うまくできあがりました。

手間は最初だけでしたが、しばらく時間をかけて作ったから、これが、かわいらしく見えるのは、仕方がありません。おいしさと作るまでにかかった時間がおいしさにプラスされるということです。

この干し柿のおいしさは、ケーキやお菓子でまねできない奥深さがあります。これだけ、あれば、甘い物は十分なような気もしてしまいますが、すぐ飽きてしまうのが人間。贅沢な物で、目新しいスイーツを追い求めてしまうのは仕方がないのでしょうか。

本当であれば、その野菜一つ、料理一つ、数々の人の手によって、料理はできあがります。その思い入れをくみ取れば、それだけで、同じご飯もおいしくなるとも思いますが、逆にコンビニや総菜ばかりの食卓も増えていますが、しっかりとした味付けの割に、味気ないものになっているのかもしれません。景気も気持ちも、立て直すには、食も大事だと思います。

実際、レストランや定食屋で、ガラス張りにした厨房をみて、作る行程を見て貰うことも、味の一環なんでしょうね。おいしそうに調理するというのも、また、大変なことなんですけどもね。

干し柿 (あかね・新えほんシリーズ)
西村 豊
あかね書房
売り上げランキング: 245389

 

TS3E3231.jpg正確には九重栗という品種のカボチャです。カボチャなのに名前が栗というのが不思議なところではありますが、全体の形や、その甘い味から来ているようです。

おいしいカボチャとの八百屋さんからの薦めもあり、試してみようということになったのです。

そして、調理方法は、ただ、切って茹でるだけだといいます。醤油にダシをきかせて味付けするのが基本だと思いますが、味を比べるために、そうするんだと思いこんでしまっておりました。

結果、ただ、切って茹でただけのカボチャを試食、味気ないのではと、注意深く食べてみたところ。これが、とてもおいしいカボチャだったのです。

皮はしっかりとしているけど、薄く、堅めに茹でても問題なく、肉厚で、何より、ほっこりとした食感と、抜群の甘さが際だちます。良い品種とはこういうことを言うんだなぁと感心するできです。まるでスイーツのようです。

味付けした方が、味が悪くなってしまうのではないかと、心配するほどです。すごい品種もあったものです。

そもそも、種という物は、各家々で良い品種を選択して残す作業が続けられていました。そうすることで、家になじんだ良い種が残され、それが、家庭の味でした。

また、お嫁さんは、実家から、良い品種の野菜の種を持ってくるのが、当たり前でした。お袋の味は引き継がれてきものでした。

確かに、手間がかかります。現代では畑も庭も無い人がおおいので、すっかり身近な種の保存が無くなってしまいました。小さいことですが、たくさんの食文化が失われているのかもしれません。

循環しない食生活に将来があるのか、気をつけて見定めなければいけません。

さて、このカボチャの種は、おいしいカボチャの性質を引き継いでいるのでしょうか。F1でなければいいけれども。

TS3E3229.jpg

九重栗[南瓜]1000粒

 

TS3E2875.jpg人間の味覚は、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つあります。おいしさというものは、この味の中からきまることになります。わかりやすいおいしさとして、甘さが第一にあげられます。子供の味覚であっても、真っ先に反応します。甘い→安全おいしいというのが、本能的に備わっているようです。ただ、そのためか、依存性も高く、ジュースやお菓子の甘さは、それを利用しているともいえます。お菓子メーカーも、清涼飲料水メーカーも、自制の聞かない年齢の子に、甘いお菓子は注意が必要なのかもしれません。まあ、旅番組で、おいしい料理を食べたときの感想が「甘くて、おいしい」というコメントは、どうかとは思います。

私が思ういしい料理の条件は、酸味があることでしょうか。砂糖と塩は、料理のほとんどに使われていると思いますが、そこに、深みを増す要素が酸味ではと思うことが多々あります。
番外として、辛さでしょうか。味といえば味ですが、特殊なもので、味覚には含まれず、痛覚、つまり、痛みなのですが、それをおいしさの一つととらえているのは、とても、不思議な気がします。
 
そして、本題の苦み。おいしさからは、もっとも遠い味覚ではあります。苦みという味覚は、本来、苦い→危険・毒というように判断します。子供の時分、ピーマンが嫌いな子供は、ピーマンの苦みを本能的に、危険、まずいと判断してしまうことから、起こるそうです。ところが、大人になるにつれて、食べられるようになります。歳をとると、味に慣れ、また、少しずつ鈍感になり、それほど、嫌悪感を持たなくなります。そして、いつの間にか、ほどよい苦みは旨味に変わります。結局、すべての味覚がおいしさにつながっているというわけです。逆に、食の安全を複雑にして、難しさにつながっているのかもしれません。
 
ピーマンの葉の料理を考えるに当たって、多少、苦みが残っていることが気になっていたので、苦みを生かす料理を考えました。よく考えれば、苦いのに、おいしい料理を忘れていました。チャンプルーです。ゴーヤの苦みをカバーできるのですから、ピーマンぐらい、どうってことないという手法です。
フライパンに、まず豚バラ肉を加えて、炒めます。火が回ったところで、タマネギを加えます。順にピーマンの葉、さいの目切りした豆腐を加えて炒めます。本物のチャンプルーの味付けの基本は、鰹だしと炒めた豚肉の味です。だしのもとを加えて、塩こしょうで味を調えます。少し、濃いめがよいかもしれません。最後に卵でとじますが、味が丸くなるのを見越した味付けが必要です。ゴーヤなら、砂糖を加えるところですが、ピーマンと葉であれば、この味付けで十分なようです。
材料の様々な味わいのなかで、苦みが旨味に変わるのがわかると思います。この味付けであれば、小さい子にも、食べられる味付けになったのではと、思います。これは、試してみるしかありませんが、ご報告は、またいつか。
 
 
味のなんでも小事典 (ブルーバックス)

講談社
売り上げランキング: 29880

 

 

TS3E2688.jpg昨日、収穫したイチジクを調理します。なぜ、イチジクなのかは、前日分の記事に書きたいと思います。大きめで熟したイチジクなら、生でもほんのりとした甘さを楽しむのも悪くないですが、この果物は、一時期に大量に収穫出来るので、とても食べ切れません。なにより、まだまだ甘さが伴わない堅めの実も収穫してあります。このイチジクを食べるために、砂糖を多く加えて煮込んでみることにしました。

 

TS3E2573.jpg野菜スイーツの話題を良く聞きます。トマトのショートケーキなど、とても興味があります。「パティスリー・ポタジエ」のパティシエ柿沢安耶さんが日本中の野菜を飛び回って試されているそうで、先日、長野県の信濃町にいらしていたと聞きました。ブログにもでてましたね。お店は東京の中目黒に行く機会は、また、いつかというところです。長野からはちょっと遠いので。

野菜のケーキは、今まで、野菜に関心の少なかった層にも受けいれられる良い工夫ですね。長野でも、そばを工夫して、パスタとしてだべたり、日本酒をスイーツに導入したり、伝統的な食べ方とは違う、視点の料理を作って、消費層を広げるというのは、たくさん試みられているのですが、なかなか、うまくいく事例をきかないのは、魅力的な商品を作る観点がたらなかったり、なにか原因があるのかも知れません。おしゃれな食べ物だから、売れるのだとしたら、摘み草も、機能性の追求するよりも、見た目重視が求められているのだとしたら、確かに難しいです。摘み草スイーツについて、いろいろ考えてみました。

伝統野菜のタネ」サイトにて、年間を通して、少数での販売いたします。ご要望がありましたら、お問い合わせください。

 

 

TS3E1259.jpgたまに、記事の中に登場してくる物に、食べられるウチワサボテンがあります。ノパールという品種ですが、このサボテンは、1つの子株が20cmほどの大きさになり、皮をピーラーで落としてから、焼けばサボテンステーキとして食べられるそうです。今のころは、バターを使えばさらに香ばしくなるとか。

現在、高さ40cmほどの親株に、食べられる葉が、この大きさでも10枚ほど収穫出来る模様です。現在は、増産体制なので、食べる前に、株を増やしているところです。

結局、温暖化に対して、政府はエコ家電、環境対策、ハイブリットカーで対応するようですが、結果として、電気を大量消費する家電を増産しているに過ぎないような気がします。遠からず、結果も出ることでしょう。

今回の新型インフルエンザも、すでに押さえ込むことが出来なくなったように、二酸化炭素の排出と経済は大きな関連を持つし、経済と環境は、相反する要素であるように思います。それは、人間は温暖化を克服できないだろうという結論に達します。それなら、最初から、高温に適用した作物を考えてみました。さすがに、このサボテンが育たない世界になったのなら、ほかのどんな植物も栽培は出来ないでしょう。どんと来い温暖化です。

因みに、長野での栽培してますが、サボテンが誤解されている点として、サボテンは乾燥に強く、寒さにも、以外と強いのです。なぜかと言えば、このサボテンはメキシコ原産です。(インフルエンザのようですが、随分前に輸入された株ですからご安心ください)高山高原で栽培されているようです。案外、涼しいところに対応しています。さすがに、雪に埋もれてしまうのは、株が弱ってしまいますが、そのぐらいの養生で、冬越しも出来るそうです。名古屋ぐらいであれば、そのままでも良いのかもしれません。

このサボテンは、温暖化対策というだけではありません。宇宙旅行での農業のために検討しています。体細胞分裂で、子株を移植すれば、次の親株に変わること。分割しても、親株に出来ること。実はツナ、ツィナと呼ばれる果物であること(ドラゴンフルーツの親戚のようです)特に、宇宙船の様に限られた空間では、変化を受けやすいところ、サボテンは環境の変化に強く生育できます。ほとんどが可食部で、廃棄が少ないのも、有望です。

さて、サボテンは地球の未来を救うでしょうか。

ただいま、10cmほどの子株が出来た苗を生産中です。去年は、出来た先から、引き取り手がつき、品切れになりましたが、今年度分が、よいサイズになってきました。興味をおもちでしたら、是非、オークションの出品をご覧ください。

TS3E1260.jpg

 

四葉のくろーばー02.jpgお気づきの方はどのくらいおりますでしょうか。ホームページのテーマになっているクローバーのことです。(この画像を含め、当サイトで使用されている画像の無断使用は許可致しません。盗用が見つかった場合には、画像提供料金に照らし合わせて、必ず法的手段をとります。これから、著作権の重要性がさらに増していき、とても大切になっていきます。モラルを保つためにも、身勝手な行為は許しません。)カタバミではないです。アップルとクローバーのモチーフがかかせません。四つ葉のクローバーは幸せを呼ぶといいますので、我が家のネコ、サマンサのブログの最初の記事が四つ葉のクローバーの作り方でした。

この写真を見た人の感想は、時代とともに変化してきて、大変興味深い変化をしています。昔は、アロンアルファでくっつけたとか、まことしやかに言われておりましたが、最近では、CGだとか、遺伝子改良だと言われるようになりました。ちゃんと、本物なんですけどね。

このクローバーは、シロツメクサともいいますが、語源が幾つもある植物で、昔の貿易で海外から品物を輸入した際にクッションの代わり敷き詰められたことから、詰め草と言われたとか、花びらが白い爪が集まった様な形をしていることから白爪草と呼ばれたとか、そもそも、牧草として輸入されたなど、いろいろな言われ方をしています。

牧草という用途の中には食用として考えられた部分もあるそうで、クセが無く食用にすることができるそうです。あまり、重量のある食材とはいえないので、存在感はないかもしれませんが、ケーキに導入できたら、それは幸せなことかもしれません。ポタージュスープで食べているのを紹介されておりました。同様にシチューの彩りなどに使えば、なかなか良いのではないかと考えてしまいました。また、実践はそのうちにということで。

現代社会は、勝ち組だとか、何をしても勝てばいいというような傾向が聞かれます。役に立たない物は悪い物だと決めつけられてもいるような気がします。

渋柿は、実は大きくても、そのままでは渋くて食べられない。そのままでは役に立たないものにも見えますが、柿渋は古くから防水剤や防虫剤として利用されてきましたし、虫や鳥がつきにくく、工夫をすれば渋柿以上の甘みを持っています。秋口に柿をしっかり食べることで、ビタミンが供給されて風邪をひきにくくします。

干し柿と渋柿の関係は不思議です。いわば、適材適所。要は使いようの食材です。摘み草は、野菜も入りますが、草が主体です。江戸時代に常識的に利用されていた知識は、現代にはほとんど受け継がれていません。今の人たちは使い方が分からないので、摘み草も雑草に変わります。

目先を変えれば、こんなにも便利なものにかわるところは、今、溢れる人材の活用にも求められているのではと、ついつい人生に似たものを感じてしまいました。

これも、山間で暮らしているおばあちゃんが造った干し柿のおいしさによるものでしょうか。まるで、魔法にかかってしまったようです。この渋柿の作り方を教えてもらって、伝えていかないともったいないと思うのでした。

TS3E1833.jpg

和温 柿渋布 キャスケット
ビッグフィールド
2  

 


I gather herbs.

  • プロフィール
  • ユクフム
  • 庭の身近な野草・山菜は
  • 無農薬で安心な食材です。
  • そんな食材を取り入れた
  • 摘み草料理を実践中。
  •  
  • タグ一覧はこちら



Image

  • 摘み草日記の写真

人工薪


Helpful ・・・

  • 参考までに
  • ロゴス(LOGOS) ダッチオーブンM(バッグ付) 81062207
  • GEFU ポテト&フルーツしぼり 13200
  • となりのトトロ

 


Translation

Category

  • カテゴリ