ハンガーマップという地図があります。
食料の足りない国、足りている国を色別で表した地図です。
ヤフー検索で ハンガーマップ で見られます。
http://contest.thinkquest.jp/tqj2001/40584/01/hungermap.html
アフリカ・アジアを中心に赤く塗られている部分の国は
食糧難ということです。
食料を作る畑や技術はあるようですが、宗教戦争や異民族間での争いがあり
何年もの間、戦争している国もあります。
この国の子供たちは学校が好きですが勉強をしに
学校に来るのではないのです。
学校では給食があるからです。唯一学校に来れば食事ができるのです。
お腹空いているときは勉強より食事なのです。
日本もね、ウチの村でも50数年前に戦争が通り過ぎていきました。
その後、小学校、中学校では給食がだされ子供たちは
お昼に同じものを食べました。
アメリカから小麦と脱脂粉乳を頂き給食にしていました。
アメリカは敵国、敗戦国、日本をどの様に思っていたのでしょうか。
当時のアメリカの文章の中に「食料も武器」という文面があります。
日本への食料供給は戦略だったのでしょうか。
深くは解りませんが、アメリカからの食料で子供たちは生き残ったのです。
生き残った子供たちは今、60歳前後になりました。
その頃、ウチの村で小学校の先生をしていた人が残した文の中に、
「給食が出る前は、生徒の3分の1は白いご飯のお弁当を
持って学校に来た、また、3分の1の子供はおやきを持って学校に来た。
残りの3分の1の子供はお昼休みに校庭で遊んでいた。先生も校庭で一緒に
鬼ごっこで遊んだ。」と言う文章がありました。
校庭で遊んでいた子供たちは
その日食べるお弁当を持って来れなかった子供たちがいたのです。
間もなく戦後60年になります。その頃のハンガーマップには日本も
ウチの村も真っ赤に色が塗られていたでしょう。
小学校、中学校の給食は今も続いています。
じゃまた、サマンサでした。
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ハンガーマップ
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