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異常気象のこと

あの人は異常だ、異常に暑い、異常に寒い、とはなにか。
また、異常気象とはどんなことかを考えたことありますか。
広辞苑で見ると、異常とは通常とはちがっていること、
また、理想的な状態や好ましい状態よりも劣っていること。
とあり、異常気象はもう少し具体的に書かれています。
まれに発生する気象、多くは災害をともなう。
気象学上は気温、降水量などの気象要素が過去30年以上に
わたって観測されなかったほどの値を示す場合。
集中豪雨、竜巻などの突発的現象や同じ気象が農作物などに
被害がでるほどの長期間続く場合をいう。
だいぶ具体的になってきましたが、科学の勉強している人は
まだまだ、はっきりしないですよね。
1836年天保7年ころ、14年間にわたって
気象状況を日記に書き留めた人がいます。
涌谷城主、伊達安芸の家臣、花井安列です。
花井安列は 1日朝、曇り候、夕方雨降り候、2日朝雨、夕方より夜中曇り候、
3日朝曇り候、四つ時頃晴れ候、などと書かれている。
さらに、この日記から天保7年の平均気温を算出した人がいます。
東北大学教授の近藤純正先生です。先生の研究によると
天保7年の気温は平均気温と比べると-2.8℃であったと推定しています。
真夏の温度が-2.8℃というと、米の平均収量が10%から20%
程度ということだそうですから、この年は明らかに異常気象であったわけです。
天保年間は数年に渡って凶作が続き藩によっては4分の1程度の人口が
減ってしまった地域もあったと書かれています。
天保年間より約50年前の天明時代にはさらにすごい
異常気象により人口が減ってしまった年がありました。
気象日記を書いた花井安列は天明の異常気象を伝え聞いていたと思われ
その対策をも考える立場にあったようです。
近藤先生の研究によると、その後の飢饉になった年の気温が示されています。    
天保 7年 -2.8℃
明治35年 -2.1℃
明治38年 -2.2℃
大正 2年 -2.2℃
昭和55年 -1.7℃     
この表からも天保7年は100年ほどの間に無かった異常気象により
起こった飢饉であることが分かります。
今、日本の稲作が3年間に1回ほど不作だったら
日本も食糧難になる可能性がありますが、
今は外国からの輸入で補充が可能ですから、大丈夫でしょう。
平均気温の-2℃、恐い温度ですよね。
じゃあまた、サマンサでした。


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  • 参考までに
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